息抜き落書き - 【SS】ダークゼロVSマイナス

VS



マイナスとダークゼロの初邂逅

これは、現在とは違うもう一つの世界で起きたIFストーリーである。
マイナス。彼女は元ドンモジャール海賊団の幹部であった少女だ。組織が壊滅した後、彼女はある街に移り住んだ。その街にはちょっと不思議な魔族の少女が居るとか居ないとか。
そんな街ではあるがある時、空より黒い星がやって来た。名をダークゼロと言う。
ダークゼロはその街で大暴れしていた。虚無の影なる生物を生み出しては手当り次第に人間、魔物問わず吸収していった。
だが、その途中マイナスに出くわした!!

ダークゼロ「なんだ貴様は?」
マイナス「何をそんなに暴れている? 何か機嫌でも悪いのか?」
ダークゼロ「ふっふっふ、今のオレ様はむしろ上機嫌だ・・・貴様も序でに取り込んでやる!」

マイナス「無理するな、お前は私を倒すことはできん」
ダークゼロ「なんだとっ!?」ピキッ

ダークゼロ「オレ様よりも強いやつはこの世で存在しねぇんだ!」
マイナス「身の程知らずめがっ、お前の愚かさを思い知らせてやろう!!」
ダークゼロ「ほざけ・・・ぐわっ!!」

マイナスはダークゼロに蹴りを入れた!!
ダークゼロが初めて痛みを感じた。

ダークゼロ「おのれ・・・よくもこのオレ様にダメージを!」
マイナス「何だ? 今のはウォーミングアップに過ぎないぞ・・・」
ダークゼロ「今のがウォーミングアップだと!?」
マイナス「お前は口だけでかくて、力はカスだな。もっと力を込めて私に痛みを感じさせてみろ」
ダークゼロ「ふざけるなっ!!」

ダークゼロは全力を込めた炎の魔法をマイナスの顔面に放った!!
だが、マイナスには全く効かなかった!!
マイナスはダークゼロをも遥かに超える強靭な魔力と肉体を持つ!
この華奢な身体から出るパワーは凄まじい!

ダークゼロ「なんという奴だ…このオレ様の全力の魔法も効かないとは」
マイナス「今のがフルパワーか? 痛くも痒くもないわ! じゃ、私から行こう!!」

ダークゼロ「ぐわあぁーーーーっ!!!!!!」
マイナス「どうした、まだウォーミングアップに過ぎないぞ?これからが本番だ!!」

なんとマイナスは、ダークゼロの眼球を貫通させた!!
核兵器でさえまともにダメージを与えられなかったダークゼロの頑強ボディを、
マイナスはプリンのように軽々と貫いた!!
ダークゼロはもがいている・・・

ダークゼロ「ば、ば・・・か・・・な、この・・・オレ様が・・・」
マイナス「喋るんじゃない・・・寿命が縮まるだけだ」
ダークゼロ「おのれぇ・・・」
マイナス「何が暗黒の支配者だ聞いて呆れるわ、そのザマでは只のヒトデだな」
ダークゼロ「おのれ!! ならばオレ様のとっておきの技を見せてやる!!」
マイナス「黙れ青二才が!お前ごときなど相手にする価値などないわ!! ここで消してやる!!」

ダークゼロは全力でドルマドンを放った!!
マイナスは火神縮退撃を放った!!

だが、ダークゼロのドルマドンはマイナスの火神縮退撃に圧倒的に押されてしまい、
とうとう、ダークゼロはお空の彼方まで飛ばされて本当のお星さまになってしまった・・・

マイナス「暗黒の支配者・・・噂には聞いたことがあるが、まさかこの程度だったとは・・・シャミ子が巻き込まれてなきゃ良いが・・・」

マイナスVSダークゼロ • 第2ラウンド

お星さまと化したダークゼロ。だが、天は彼を見捨てていなかった!元々カービィシリーズのラスボスの中で最弱だのラスボス界の面汚しだの言われ続けて来た彼にも味方がいたのだ!
名を超魔王と名乗る存在。超魔王は彼を蘇らせ、新たな闇の力を与えた。今度こそ暗黒の支配者(笑)のレッテルを覆せるのか?
手始めに彼は自身を葬ったマイナスの下に復讐しに向かった。

ダークゼロ「今のオレ様は最強の力を手に入れたのだ!超魔王の手によってな!!」
マイナス「ダークゼロか、性懲りもなくしぶといな。今からシャミ子の所に行こうって時に邪魔するな」
ダークゼロ「シャミ子だぁ?じゃあソイツと地獄でじゃれ合うんだな!」
マイナス「お前では勝てん。私にも、シャミ子にもな」
ダークゼロ「だまれ、今のオレ様相手にはさすがの貴様も勝てまい!」
マイナス「相変わらず自信過剰だな。それだけは褒めてやろう」
ダークゼロ「おのれぇ!オレ様は最強の力を手に入れたはずなのに…」
マイナス「話にならんな。とっとと帰れ」
ダークゼロ「おのれぇーーーーーーーーー!!!!」
マイナス「はははは、全くもって効かんな!」
ダークゼロ「ばかな!オレ様の攻撃が効かないだとっ!!」
マイナス「お前のぬるい攻撃など、触ったことにもならんわ」
マイナス「では、私から行くぞ!」
ダークゼロ「ごわぁっ!!」
マイナス「なんと、私の攻撃を受けても生きてられるとは、タフネスだけは一人前だな」
ダークゼロ「まさか、たった一発の攻撃でこれほどのダメージを喰らうとは…」
マイナス「だが、これでもまだ手加減しているくらいだぞ?」
ダークゼロ「何っ!?」

マイナスはダークゼロが死なない程度に軽く攻撃をしたつもり。
しかし、ダークゼロにとっては今の一撃で自分の体力の5/6ほど削られた!
なんというマイナスの超パワー…

マイナス「では、ちょっと本気を出してもらうぞ!」

ダークゼロの身体に重い一撃が入る。

ゴスッ

ダークゼロ「ぐあぁぁぁぁっ!!!!」
マイナス「なんだ?最強の力を手に入れたんじゃなかったのか?」
ダークゼロ「うあぁぁぁ……」

ドゴンッ!!

ダークゼロ「ぐぁぁっ!!」
マイナス「これでもまだ力の差がわからんのか! お前如きが私に歯向う事自体が愚の骨頂なのだ!」
ダークゼロ「だ、だまれ!ぐうぅっ!」

マイナスはダークゼロを地面に叩き付け、足でダークゼロの眼球を踏みつけた!

マイナス「そもそも他人の力で最強を名乗る事自体が間違いなんだ……」
ダークゼロ「許さん! 絶対に許さんぞ・・・!」
マイナス「ほほう、この状況でまだそんな口を利ける余裕があるとはな。己の立場がわかっていないようだな。今度こそお前を消してやる!」
ダークゼロ「うぉーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
マイナス「何っ! あわわ!」

ダークゼロの凄まじい衝撃波で、マイナスを吹き飛ばした!否、マイナスが瞬時に後退した!

マイナス「何かが可笑しい……もう動く気力は無い筈だが…」

ダークゼロ「だから言っただろう?オレ様は最強の力を得たとな!さあ、此処からが本番だ!!」












マイナス「!?」
ダークゼロ「これが、オレのフルパワーだ」
マイナス「凄まじいパワーだ。迷いも無い…怯えも見えぬ……死期がお前の力を高めたか!」
マイナス「だが、此処で戦えばこの街に被害が出る。何も無いあの岩場の所でケリをつけよう」
ダークゼロ「ドラゴンボールじゃねーか」
マイナス「うるさいな!」



少女移動中…





マイナス「さてと……本気を出すのはゴッドバレーでの事件以来か」
ダークゼロ「御託は必要ねぇ、さっさとやろうぜ」
マイナス「私も本気で行こうか!」

マイナスは一気にフルパワーで戦った!
して、ダークゼロとの一騎打ちが始まる・・・

ダークゼロ「ごわぁ!」
マイナス「がはっ……!」

空中を駆ける2つの光……常人からすれば何も見えないのは当たり前だ。

マイナス「早い…最強と言うのは口だけでは無いか。だが、所詮そこまで」
ダークゼロ「何言ってやがる!大人しくオレに殺されろ!!」
マイナス「確かに格闘だけならお前の方が上だと認めよう。だが、私は多くの魔術を持っている。この魔術を駆使すればお前なんぞ雑魚同然だ」
ダークゼロ「ほら吹き娘め」
マイナス「では、この術をかけてやる」

マイナスはダークゼロに緑色の光を包ませた。しかし、これがどんな効果なのか?

ダークゼロ「何をしたんだ?」
マイナス「私の顔面に一発打ってみろ」
ダークゼロ「何!?」
マイナス「どうした? 私を殺すんだろ?」
ダークゼロは、メラガイアーでマイナスを攻撃した!


しかし・・・

ダークゼロ「ぐわぁぁぁぁあっちゃちゃちゃちゃぁぁ!!!!!」
マイナス「馬鹿め!まんまと掛かりよったわ!」
ダークゼロ「な、何故だ・・・こいつにたしか攻撃したはずが・・・」
マイナス「さっきの魔術は痛み移しの術だ。つまり私のダメージはお前が受けるのだ。そして、私には一切ダメージが通らぬ。これはお前が死ぬまで効果が永続するぞ」
ダークゼロ「こんなことが・・・!!」
マイナス「他にもとっておきの魔術がある」
ダークゼロ「おのれ・・・」

なんと、マイナスは自分の身体に攻撃をした!

ダークゼロ「ごわぁっ!!」
マイナス「私の代わりにお前が全てダメージを受けるのだ」
ダークゼロ「やめろぉ!」

最後にマイナスは己の心臓を己の手で貫いた!

マイナス「死ね!!」
ダークゼロ「ぐぅあぁぁぁぁぁ・・・!!!!!」
マイナス「所詮はパワーだけで私に勝つことなど不可能だ、単細胞め!」

ダークゼロは戦闘不能になってしまった・・・

マイナス「そういえば奴は超魔王が何とかと言っていたな………何者なのやら超魔王よ」

ダークゼロと愉快な仲間たち

限界突破の魔王軍VSマイナス
またしても復活したダークゼロ。一人では勝ち目が無いと学習した彼は様々な次元から3人の強力な助っ人を召喚した!
進化の秘宝と呼ばれる技術を用いて圧倒的な力を手に入れたエビルプリースト、バルザック、そして悪霊の勇者マラスだ。

マイナス「またお前か…少しは学習した様だが、向こう見ずの馬鹿に変わりは無いな」
エビル「言ってくれるじゃあ無いか!後で後悔しても知らんぞい」
バルザック「オレとエビルプリーストは進化の秘宝で究極の力を手に入れたんだ!お前なんぞイチコロよ!」
マラス「この女、倒したらオレが好きにさせて貰うぜ?オレの女に相応しい」
ダークゼロ「あぁ、好きにしろ。今度こそ終わりだ!」

マイナス「さぁ!掛かってこい、雑魚共よ!」

戦闘開始!

マラスはメギダズンを放った!
マイナスはニヤニヤしている!

エビルプリーストは全身を震わせ、輝く息を吐いた!
マイナスは涼しそうだ!

バルザックの攻撃!
痛恨の一撃!
ミス!マイナスは攻撃を躱した!

ダークゼロはフィンガーフレアボムズを放った!
マイナスは蹴り返した!

マイナス「たかだかその程度の攻撃しか出来んのか、大したこと無いな」
マラス「クソ、オレのメギダズンは竜王すら一撃で殺せる筈…」
マイナス「竜王だと?ハッタリも程々にな?さて、私のターンだ!」

マイナスは回し蹴りを放つ!その威力は自ずとソニックブームが発生する威力だ!

ドンッ!

ダークゼロ&エビルプリースト&マラス&バルザック「ぐわぁぁぁぁっっ!!」

マイナス「どうしたどうした?これでも手加減してあげたのだが……」
マラス「畜生、あのクソガキ……限界までレベルアップしたオレが赤子扱いじゃねぇか…」
エビルプリースト「何故だ!?私は究極生物と成った筈!進化の秘宝は完成した筈!」
マイナス「たった4匹のアリが恐竜に勝てる訳無いだろう」
ダークゼロ「かくなる上は…」
マイナス「散々でかい口を叩いてこの程度とは情けない…何が進化の秘宝だ」
バルザック「こんな野郎が世界にいたとは…あの手しか無い!」
マイナス「さっさと本気を出さないと後悔するぞ?」
エビルプリースト「クソが!どうにでもなれぇ!!」

四人はスーパーハイテンションになった!
マラスはメギダズンを放った!
エビルプリーストは大きな足で踏み潰した!
バルザックは魔神ぎりを放った!会心の一撃!
ダークゼロはドルマドンを放った!

マイナス「ぐわっ!」

ダークゼロ「馬鹿野郎!これが超フルパワーの攻撃だ!」
エビルプリースト「流石にひとたまりもないだろう…」
マラス「死にやがれぇっ!」
バルザック「いや、ピンピンしてやがる!」

マイナス「今のは効いたぞ……お陰で服が破けてしまったでは無いかぁ!!」

ブチギレたマイナスは夢幻阿修羅拳を放った!!
マラスは肉塊と化した。

エビルプリースト「何という事だ…マラスが一撃で!」
マイナス「ゴミめがっ!」
ダークゼロ「くそぅ、パーティは崩壊だ!勝ち目は無い!」
マイナス「元々勝算0なのだ。今頃後悔しても遅いわ!皆殺しにしてやる!」

マイナスは秘剣ギガブレイクを放った!!

ダークゼロ達は消滅した。この四人では敵う訳が無かったのだ…
そもそも彼女に挑むと言う選択肢自体が自殺する様な物であった。
要するに、正攻法でやったらコイツらに勝ち目は無い。コイツらがやった事はLv1のスライム4匹が神に挑む様な無謀な戦法と同じだ。
そもそもマイナスは自衛したまで。この4体は悪。つまりマイナスが正義。

マイナス>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>(次元の壁)>>>>>>>>>>>暗黒の支配者(笑)>>>>>>≧悪霊の勇者マラス>>>>>究極エビルプリースト>>>>>>>>>>>>バルザック>>>>>>>>>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>>>>>スライム











番外編【千代田桃とダークゼロ&エビルプリースト】


これは、マイナスがダークゼロ達を消滅させた後のストーリーである。
多魔市に住む魔法少女こと千代田桃は何者かによって謎の場所に行かされてしまった。

桃「此処は何処だ?よく分からない所だな…まさかのパラレルワールド?いや、そんなの有りえないか。そういえば、一緒に居たシャミ子達の姿が見当たら無いな」

そう言って桃はあることを思いついたようだ。


桃「こういうのは必ず何者かがやる事と相場は決まっている筈…ソレを消せば元の世界に戻れるかな?」

桃はしばらくの間、目を閉じて何かを念じ始めた。

桃「あっちの方角から気を感じる…犯人はソイツらか」

桃は一国に匹敵するほどの広大な空間を3日間も探し回った!
そして、ついに犯人たちを見つけた!

ダークゼロ「なっ、なんだ!」
エビルプリースト「何者だ!」
桃「私は多魔市から来た千代田桃だ。一応魔法少女だ」
エビルプリースト「私たちに何の用だ?」
桃「訳合ってお前達には消えて貰う。こっちは迷惑してるんだ」
ダークゼロ「ふん、だが戦闘力はオレたちの方が上のようだな」
エビルプリースト「ははははっ!その年でボケてしまったのか」
桃「愚か者が。分からないのか?この私が気を抑えていることに。ならば、私の強さをお前たちに教えてやろう」

桃は構え、足先蹴りを放つ!

ダークゼロ「な、何っ!?」
エビルプリースト「ば、バカな!!!」
桃「これが10%ほどの実力だ。まだまだこんなもんじゃないぞ!!」
エビルプリースト「おのれーーーーーー!!」

ダークゼロとエビルプリーストはホイに襲いかかった! 1対2のバトル!!
ダークゼロもエビルプリーストもあの時よりだいぶ強くなっている! だが、
桃「2人がかりでもこの程度か!」
ダークゼロ「だまれ! こんなのでオレ様たちに勝てると思うなよ!」
エビルプリースト「マイナスに似て、頭に来るヤローだ!」

バゴン! ドガン!

エビルプリースト「ぐわぁ!!」
ダークゼロ「おわぁっ!!」
桃「つまらん。ゲームにもならん!」

エビルプリースト「何がゲームだ、ふざけやがって!」
ダークゼロ「ならば、これでも喰らえーーーーっ!!」
ダークゼロはフィンガーフレアボムズを放った!

ダークゼロ「ふははっ!! これで逃げたなら貴様は臆病者のカスだ!」
エビルプリースト「桃を挑発させている。避けないようにするためか」

フィンガーフレアボムズが桃に直撃! しかし・・・

パシーーーーーン!!!

桃に当たった瞬間にフィンガーフレアボムズが消滅してしまった!

ダークゼロ「な、何だと!? オレ様の魔法を!」
エビルプリースト「バカな、バリアを張っていた様子はなかった。まともに身体に当ったはず!!ましてや人間だぞ!?」
桃「今の赤い玉みたいなのは何だ? 痛くも痒くもないぞ。せっかくだから、今度は私の攻撃を披露してやろう」

ドガーーーーーーーン!!!!!

ダークゼロ&エビルプリースト「ぐわぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

桃は気の爆発波を放ち、ダークゼロとエビルプリーストを消滅させた!
ダークゼロ&エビルプリーストのタッグでは、千代田桃には勝てなかった!

ダークゼロ「ば、バカな。まさかマイナス以外にもこんな強い奴が・・・しかもこれが10%だと!?」
エビルプリースト「おのれ・・・どいつもこいつも究極生命体の俺を上回りやがって・・・」

桃「違うな……コイツらじゃなかったのか…。じゃあ一体誰何だ?犯人は」

その時、何処からともなく大きな足音が近づいて来た。
桃「なんだ? この足音は?」

なんと、そこにあの邪獣ヒヒュルデが現れた!

ヒヒュルデ「違う・・・モンスターマスターではないか…」
桃「モンスターマスター? 誰だそいつは」
ヒヒュルデ「そうか。オレはこの空間にモンスターマスターを呼ぼうとしたのだ。まさかお前の様なガキが呼び出されたとは」
桃「犯人はお前だったのか、それにモンスターマスターと言うのはジョーカーの事か?」
ヒヒュルデ「何故それを知っている」
桃「そんなことはどうでもいい。お前が犯人だった以上、消すのみだ」
ヒヒュルデ「消すだと? それはお前の方だ」
桃「身の程知らずめ・・いいだろう、私のチカラを知れ!!」

ヒヒュルデと桃の大激闘が始まる!

ヒヒュドラード「これがオレの真の姿だ・・・オレに勝てるかな・・・!」
桃「ほほう、さっきの2匹よりは随分と骨がありそうだな。だが、それでも私の相手ではない」

桃とヒヒュドラードのエネルギー波の打ち合いや肉弾戦が広がっている。

桃「ほう、元はエテ公のクセにここまでの強さがあったとはな」
ヒヒュドラード「オレは猿の中でも格別のサルだ!」

なんと、ヒヒュドラードが桃を圧倒!
ヒヒュドラードの強烈な獣王激烈衝が桃にヒット!!

桃「ごわぁ! ぶわっ!」
ヒヒュドラード「はははっ!! どうした、魔法少女がこの程度か?」

一見、ヒヒュドラードが優勢の様に思えるが・・・

桃「バカめ、その程度のパワーで調子に乗りよって。
私がまだ10%の実力も出していないことに気づかなかったのか?」
ヒヒュドラード「何だと!? 今のは本気ではなかったのか」
桃「なんとも傑作だな。では、私から行くぞ!」
桃は正拳突きを放った!

ズガーーーーーーーーーン!!!!!

ヒヒュドラード「ぐうぁっ!!」
桃「今のは12%ほどの正拳突きだ。つまり25%の正拳突きをお前が喰らえば確実に即死だ」
ヒヒュドラード「何てパワーだ・・・このオレがまるで赤子扱いだ」
桃「赤子だと? 貴様なんぞ子猿に過ぎん!!」
ヒヒュドラード「だが、まだまだこれから・・・ごわぁっ!!」

桃「バカも休み休み言え! この程度ではこの私に勝つことなどできないぞ!」
ヒヒュドラード「ふざけるなぁぁ!!」

ザザザザザザザンッ!!

桃はカーヴィングナックルでヒヒュドラードを浅く切り裂く。遊ぶ様に甚振る桃に、ヒヒュドラードは心底腹が立っていた。

ヒヒュドラード「ふ、ふざけやがってぇ!!くっ!」

甚振るのに飽きた桃は顔を掴んで話し掛ける。
桃「先人達の言う通りだな、所詮猿は命知らずの単細胞だと」
ヒヒュドラード「ば、バケモノめ!」
桃「小猿めが、その程度のパワーで私と戦おうなど愚の骨頂だ」
ヒヒュドラード「ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
桃「畜生はお前だ猿野郎め!お前のせいでイライラしてたんだ。お前に相応しい殺し方を用意している」

何と!桃の身体から尻尾が生えて来た!その尻尾の先端が開く。

桃「お前の力を吸い取って干からびさせてやろう」
ちゅるちゅるちゅる!ちゅーちゅーちゅー!!
ヒヒュドラード「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!」
桃「ふん、養分にもならないな。てか、どう見ても魔法少女と言うより敵側が使う能力だろうこれは…」

ヒヒュドラードは完全に干からびて死亡した…

桃「これで元の世界に戻れるだろう……うわっ!」
桃の目の前が真っ白になる!











???「おい起きろー。何寝てんだお前は」
桃「ん?ふぁ……お前は元千代か(マイナスの偽名)、そうだ…私は此処で急に」
マイナス「訳が分からんぞ?何言ってんだか」
桃「それがね、変な所に迷い込んだんだ」
マイナス「変な所?何だそれは」
桃「よく分からないけど、ヒヒュルデとか名乗る魔物が居た気がするんだ。それにキミが消した筈のダークゼロとかね」
マイナス「また性懲りもなく復活したのかアイツら。だが、良いんじゃ無いのか?また奴らを消せたんだからな」
マイナス「それに復活にはかなりの時間が掛かる筈だ。暫くの間はこの街に手出しして来ないだろう」
桃「いい加減奴らには諦めて欲しいけどね」
マイナス「はは、全くだ」
桃「あっそういえば、もう夜だ。折角だし泊まって行きなよ」
マイナス「っ!!いや、大丈夫だ…(桃の手料理程マズイ物は無い)」
桃「そう。キミに筋トレの手伝いもして貰いたかったんだけど…気を付けて帰りなよ」
マイナス「言われずとも。緑があったらまた合おう」
桃「それじゃ」
マイナス「おう」

そう言って桃は帰路に着くのだった。












マイナス「………………この街が此処まで襲われる様になったのは私のせいだ……」

一応、ダークゼロを悪側に。用は典型的なクソSS。
みんモンでの設定を踏まえて書いた。