息抜き落書き - 【SS】灯火のでじこ
超不定期更新 完結するかはしらぬ
失踪しても許して
キャラ崩壊してたらごめんなさい
ではどうぞ

作者が引退の準備を進めているため、うちきります。
ごめんなさい。

プロローグ [#we68d0f7]

突如、ボーダイワールド(みんつくの世界に非ず)に侵攻してきた光の軍勢。
それらに立ち向かうべく、戦う者達がいた。
「今日こそ決着をつけてやる!」
先陣を切るマット。
「一人でボスを10体倒せば行けますねぇ!」
「ここまで来たらやるしかないよ!」
「モエルーワ(きっと勝てる筈だ)!」
それにつづく野獣先輩、メグ、レシラム。
しかし…キーラの放った最終奥義、「ニュートンリング(正式名称:威嚇)」により
「わりぃ、ちょっと落ちるわ…」
「アーイキソ…」
「ふ、不協和音が聞こえるーっ!?」
次々と倒されていき、散り散りばらばらになっていくヒーローたち。
…しかし、希望の太陽は輝いていた。
「にょ?…うぉっ、無茶苦茶になってるにょ」
ぼんだいワールドに隠れていたことで難を逃れた「デ・ジ・キャラット」だ。
数々のヒーロー達の行方がしれない今、戦えるのは彼女しかいない。(数々のヒーロー達は旅先で光の軍勢と戦っているというウワサ)
行け!でじこ!ボーダイワールドに平和を取り戻すのだ!

第一話 マットとでじこの出会い [#d73bc119]

「しっかしここはどこにょ?見たところボーダイワールドをバラして組み替えたように見えるにょ…」
見知ったようで見知らぬ世界を探索するでじこ。
「くっそ!なんだこいつら!」
すると、どこからか声が聞こえてきた。
「にょ?」
でじこがそこに近づいてみると
「気が付いたら武器もホッケースティックだけだしだいぶ劣化してるじゃねーか!こんな調子でほんとに勝てるのかよ!」
金髪の海賊服を着た人物がみたこともないモンスターと戦っていた。
「にょ?」
するとっ!
突如そのモンスターがでじこに襲いかかってきたッ!
「にょ!?目からビームッ!」
でじこは驚きつつも、目からビームでそのモンスターを迎撃ッ!
「お!…だれだかわからないけど助太刀か?ちょうどいい!手伝ってくれ!」
「(たまたまにょ)…ま、手伝ってやってやるにょ」
「サンキュ!行くぜ!」
その人物は武器を振るった!
モンスターは倒れた…が、まだ大勢いるモンスターがマットに飛びかかってきた!
「あーもーうざってー!広範囲に攻撃できるスキルとか持ってないか!?」
マットは武器でいなしているが、敵の数が多すぎて有効打には至っていないようだ!
「よっし!…下がってるにょ!」
でじこは再び目からビームを放ち、巨神兵のごとくなぎ払った!
そのモンスターたちは吹き飛んだ!
「サンキュ!オマエ強いな」
「ま、それほどでもないにょー♪…ところでお姉さんだれにょ?」
「お、お姉さん…ボク男だぞ?…ごほん。ボクはマット。ここら一体では有名な剣士さ。」
「あたしはデ・ジ・キャラット。でじこでいいにょ」
「でじこか。…ボクについてきてくれないか?」
「嫌にょ。どうせ(ピー)みたいなことする気だってお見通しにょ」
「いや、そういう意味じゃなく!ここらへんは今キーラとかいうヤツが放ったモンスターでいっぱいなんだよ!頼む!お前の目からビームが必要なんだ!」
「なるほどにょ…あたしにも見境なく襲いかかってきたし単独行動はキケンだから…って訳かにょ。ならついて行くにょ。ただし…」
「ただし?」
「すこしでもこっちに危害加える真似したら目からビームをお見舞いしてやるにょ!」
「わかったわかった!できる限り守るってのは約束してやるよ!」

「んで…キーラって何にょ?」
「あそこに太陽が2つあるだろ?」
マットは空に向けて指を指した。そこには太陽が二つあった。
「あるにょ」
「あれのバリアに包まれてる方がキーラ。この世界を無茶苦茶にした大悪党だ」
「なるほどにょ…ならぶっとばしてやるにょ!」
いきり立ち腕をブンブン振り回しながら駆け出すでじこ。しかしマットが静止をかける。
「ムリムリ!アイツむっちゃ強いって!いまのボクたちじゃ返り打ちに合うぞ!」
「どれぐらい強いにょ!?」
「惑星破壊クラスじゃないか?」
「マジにょ!?勝てる気がしないにょ…」
「大丈夫だ!ヤツは世界を作り変えたばかりでだいぶ疲弊してる!あのバリアを壊すことさえできれば…」
「勝てるって訳かにょ!よーし早速バリアを破るすべを探すにょ!」
「ちょっと待った!ボクら2人じゃいくら弱ってるとは言え力不足だ!まずは拠点を探して、次は仲間を探してから突っ込んだほうがいいって!」
「わかったにょ。拠点ならゲマに守らせてるあたしのUFOを使うといいにょ!」
「さっすがでじこ!…んでUFOはどこだ?」
「あっちにょ!」
そう言って、でじこはマットと駆けていった。

「でじこ、どこ行ってたゲマ!」
UFOの前では、丸いボールのような生物…「ゲマ」が浮かんでいた。
「ちょっと偵察してたにょ」
「ちーっす」
「…そのロン毛はだれにょ?」
「マット。ここらへんでは有名な剣士にょ」
「マットね…でじこに変なことしたら吹矢で蜂の巣にするゲマ!」
「はいはい。」
「このUFOはすごいスピードで飛べるから移動基地として使えるにょ!」
「そりゃいいな!」
「…でじこ、なにがあったゲマ?」
「それは…」
でじこはゲマにこれまでのことを話した。
「なるほどゲマ。人助けもりっぱなプリンセスの使命。がんばってやるゲマよ!」
「はいはいにょ」
「それにキーラを倒さなきゃスーパースターにはなっても観客ガラガラだしな。」
「…そうにょね!目標ッ!打倒キーラにょ!」
こうして、でじこたちの戦いが幕を開けた!

第二話 田所先輩とサイクロップス宇宙人 [#me564b45]


「にょっにょにょー♪」
でじこ御一行はハート型の泉あたりを歩いていた。
「たしか前ここらへんで野獣を見かけたような…」
「本当にそいつ信頼できるゲマ?」
「あたぼうよ!なんてったって僕とキーラに立ち向かったヤツらの一人だからな!」
「なるほどにょ…」
でじこたちが歩いていると…いきなり甲高いおっさんの声で
「イキスギィ!」
という声が聞こえてきた。
「あっちゲマ!」
「行くぜ!」
マットたちが駆けつけるとそこには
「なんだお前(素)!イカせ隊か?」
「ソンナチャチナモノデハナイ ワレワレハスターマン。キーラ様ノ名ノモトでオ前ヲ束縛シニ来タ」
「…わざわざこの世界乗っ取って暴虐の限り尽くすお前たちにやすやすやられる気はないです。帰って、どうぞ」
「ナラバチカラヅクダ!ヤジュウケスベシ!」
そう言うとスターマンは力を溜め始めた。
「邪剣・夜…行きましょうね」
野獣先輩はそう呟くと刀を振り抜き、スターマンを斬った!
「グハッ!」
スターマンは1体が吹っ飛んだが、気にせずビームを発射した!
「当たるわけないです」
野獣先輩はそういうと、ビームを刀で弾き飛ばした。
「コレナラドウダ!」
スターマンはそう言うとビームではなく、火炎を放った!
「アツスギィ!」
野獣先輩のケツに火がついてしまい、野獣先輩はのたうち回り始めた!
「トドメダ!」
スターマンは力を溜めると、強烈なビームを放った!
「させるか!」
「目からビームにょ!」
咄嗟にマットが割り込み、ビームを武器で弾く。
その後ろに隠れていたでじこは目からビームを放ち、スターマンを攻撃!
「クッ…」
「助けに来たにょ!」
「野獣、大丈夫か!?」
マットは野獣先輩のケツの火をかまいたちで消し、スターマンに向けて剣を構えた
「ありがとなマット…さて、形勢逆転だな…逃げるなら今のうちだぞ?」
「ナメルナヨ…」
スターマンは号令をかけた!
スターマン2体が駆けつけた!
「コレデゴカクダナ」
(ゲマはもしかして人数に換算されてないゲマ…?)
(そうみたいだな)
「なめんじゃねーにょ!目からビーム!」
しかし、スターマンの目の前にあらわれたプラズマ球により、ビームはかき消されてしまった…
「サイマグネットノチョットシタオウヨウダ…ヤレ」
スターマンは号令に合わせ、ビームを溜め始めた…
「させっかよ!」
マットは武器をぶん投げて敵陣をなぎ払った!
「クッ…」
スターマンたちはダメージを受けて体勢を崩し、ビームをあさっての方向に飛ばしてしまった。
「すっごいスキが出来てる、はっきりわかんだね」
野獣先輩はそう言うと蹴りをスターマンに叩き込んだ!
「グァッ!?…ナメルナ!」
スターマンはそういうと全身からビームを放射した!
「ちょっとは手加減しろよ!?」
「オオン!」
野獣先輩は防御体制を咄嗟にとって防いだが、マットはあさっての方向に飛んで行き、そのまま倒れ込んでしまった!
「ヤッカイナヤツハウゴケナイ…ツギハオマエノショケイダ、田所」
スターマンは手から氷を発射した。
「…焼いてかない?」
野獣先輩は剣に火を宿し、その氷を切り払った!
「マダダ!」
スターマン二人は野獣に向けてビームを放った!
「…目からビーム!」
でじこはビームを放ち、スターマンのビームの機動を逸らした!
「やりますねぇ!」
野獣先輩は回し蹴りでスターマン達をなぎ払うと、刀を持ち直した。
「僕も加勢するぜ!」
隠し持っていた食べ物でなんとか立ち上がったマットも加勢し、「聖剣」の応用で作り出した偽りのヘブンズゲートを構える。
「邪剣・夜…」
「ヘブンズゲート…」
「「必殺!邪聖剣ノクターンゲート!」」
二人の強力な連撃がスターマンに叩き込まれていく!
「クソォォォォオ!」
スターマンは次々と吹っ飛ばされ、残るは1体となっていた。
「オノレェェェエ!」
スターマンは最後の力を振り絞り、隕石を落とした!
が…
「行くにょ!ゲマ!」
「ゲマー!?…叩き落とせって事ゲマ!?」
でじこが投げたゲマが隕石に取り付き、機動がズレてスターマンに落下した!
「ナニィィィィ!?」
スターマンは自分の隕石で潰されてしまった。
「オボエテイロ〜…」
ペラペラになったスターマンはそのまま風に吹かれて飛んでいった…

「助かったぜ。俺は田所耕司。「野獣」でいいぞ」
「あたしはでじこにょ」
「ゲマだゲマ」
「しっかしなんなんだよあのイカせ隊に銀粉塗ったくったような変な奴は。膨大も様変わりしてるし」
「ああそれは…」
マットは今までのことについて説明した。
「なるほど…俺がノビてる間にそんなことが…手伝うぜ、嬢ちゃん」
「よろしくにょ!」

第三話 パラガス城突入 [#q991f556]


「そういえばマット、俺が小耳に挟んだ情報なんだが…」
「どした?」
「なんでもこの「光の世界」には4人の幹部がいてソイツらがバリアを作り出す「光の結晶」を守っているらしいぞ」
「へー…にしてもそうそう会えるとはおもえないにょ」
「そうゲマ」
そう4人が会話しながら歩いていると、崖っぷちに立ってる宮殿の前に着いた。
「りっぱな宮殿ゲマね…」
「…これは新惑星ベジータの宮殿ですねぇ」
「なんでこんな所にあんだ?」
「とりあえず…」
そういってでじこが城門に手をかけると…
「…やっぱカギがかかってるにょ」
カギがかかっており、開けることはできなかった。
「マジかよ!あきらかになんかある気がするんだけどな…」
「よじのぼるとかどうすか?」
「ネズミ返しがあるしトゲに阻まれてて無理ゲマ うかつにUFOで動くわけにも行かないし…」
「打つ手無しにょ…」
そういってでじこが戻ろうとすると…
「ウオオオオオオオオオオオオ!」
「「「「うるせェ!(にょ)」」」」」
耳をつんざくような大声と共に、緑色の光弾が飛んできて…
デデーーーーーーーーーーーーーーーン!という音とともに城門を吹き飛ばした。
「…結果オーライだな。入るぞ」
「…あんなヤツがいるなら後回しにしたほうがいいような気がするにょ…」
「いざとなったら俺がこの睡眠薬でどうにかするから安心してくれよなぁ〜頼むよー(震え声)…」
「効かなかったら恨むゲマよ…」
そう言いながら4人は宮殿に入っていった。

「中はけっこう立派だにょ」
「はぇーすっごい大きい(後輩の語録)」
「ちぇっ…使えそうな武器はないな。まぁサイヤ人には武器は不要だってのは分かるけど」
「そうゲマね…役に立ちそうなものはないゲマ」
4人は城の中を進んでいった。すると…
「ちょっと!離してよ!」
「小娘!反抗する気か!?」
「申し上げます!あなた様はキーラ様に逆らった罰で投獄されました!」
「ホアアアアアア!」
変な服を着た宇宙人3人に捕まっている女性がいた。
「メグ!いま助けるぞ!」
マットはそう叫ぶと、武器をぶん投げて宇宙人にブチ当てた!
「ホァァァァァァァ!」
「アラァ!」
その宇宙人は2人ぶっ飛んだが…
「もうしあげます!敵が現れました!」
残った宇宙人が呼び寄せたスターマンが増援として駆けつけ、たちまちマット達は囲まれてしまった。
「小僧ども!反抗してみろ!」
「やってやるにょ!目から…ビーム!」
「気を付けろよ!うっかり巻き込んだら大怪我するぜ!」
「ンアアアアアア!」
野獣の雄叫びに怯んだスターマン達を、でじこの目からの閃光と、マットの投げた武器が吹き飛ばしていく。
そしてついに残った敵は宇宙人…アンゴル一人となった。
しかし…
「反抗してみろ!」
「え!?」
なんとアンゴルはメグを掴み盾のように構えた。
「卑怯ゲマ!」
「そうだぞ!」
「なんとでも言え!」
そう言いながらアンゴルはムチを振り回し、でじこたちをぶっ叩いた。
「うわぁぁぁあ!」
「痛いにょー!」
「ンアッー!」
「ゲマー!?」
悲鳴を上げて倒れる4人。
「みんな!しっか…!?うう…」
「小娘!反抗するんじゃない!」
メグは彼らに向けて回復魔法を唱えようとするも、アンゴルにぶたれて魔法を妨害された。
「みんな…私に構わず…」
「おい!そんなこと言うなよメグ!」
「大丈夫…コイツに殴られるよりマシだし回復魔法でなんとかできる…から…」
「それでも気が引けるにょ…」
「…オッス」
野獣先輩はそういうと、火炎放射器のような機械を構えた!
「やめろ野獣!いくらなんでも火炎放射器はマズいって!」
「見とけよ見とけよ〜…」
その機械から真っ白いガスをサッー!と放出した。
「「Zzz…」」
そのガスを吸ったメグとアンゴルはたちまち眠りこけてしまった。
「あれ?火炎放射器じゃ無いにょ?」
「睡眠ガス放射器だ。マット、今のうちにメグを城の外に連れ出してやれ」
「わかった」
そういうとマットはメグをおぶってそのままこの場を離れた。
「でじこ、ゲマ、今がチャンスだ。爆弾かなんかないか?」
「爆弾ならあるにょ」
「しかけてくるゲマね」
そういうとゲマはアンゴルの隣に爆弾をしかけ、3人はその場からトンズラした。

「…クソっ…アイツら…って、アラ!?」
アンゴルは目を覚ますと、視界に爆弾が入り…
デデーーーーーーーーン!
「うわぁぁぁぁぁぁあ!」
どこかに吹き飛ばされていった。

「んぅ…」
「お、おはよ」
メグは城でも人気のない安全地帯で目を覚ました。
「…あ、マットくん。おはよう」
「おーい!起きたかにょ!?」
そう言いながら、でじこと野獣はマット達に駆け寄っていく。
「ああ、バッチリ元気だ」
「メグ…さっきは睡眠ガス噴射してすいません許してください!なんでもしますから!」
「…いいよ。覚悟はしてたし、なにより非殺傷だったからね…」
「許してプンスカ(語録パクリ)…」
…野獣は手荒な戦い方をしたが、許してもらえたようだ。
「ところで、その緑の子は?」
そう言うと、メグはでじこを見つめた。
「にょ?」
「それについては僕の方から話すよ」

「…というわけなんだ。」
「助っ人ね…でじこちゃん。危なくなったらすぐ避難してね。それから…」
「だーーー!大丈夫にょ!」
というわけで、メグが仲間に加わりました。

第4話 光の悪魔ブロリー [#ud563960]

「こっから先はあんまり多人数だと目立つな…よし、ここは手分けしよう。」
マットがそう提案し、チームを発表した。
「機動力に優れたゲマと僕がアイテムを集める。でじこメグ野獣は実動部隊を担当してくれ。」
「やりますやります」
「まかせといて!」
「…サボったら承知しないにょ!」
「ちょっ…僕がサボるようなタマに見えるか?」
「見える気もするゲマ。しっかり監視させてもらうゲマよ!」
「わかったって…」
こうして、でじこ一行はパーティを組み直した。

「さっきの大声…耳が潰れるかと思ったよ…」
「悪い悪い…」
「いや、そっちじゃなくてブロリーさんの声。たしか反響とかから考えて…左側75メートル先から聞こえてきたやつね。」
「…メグって耳いいにょね…ブロリー?」
「なんせ音楽家ですから!…ブロリーってのは私たちの仲間の一人。とっても力持ちなんだよ」
「へー…光弾でドア吹っ飛ばしてくれたってことはビームも使えるにょね。合流できたら頼りになりそうにょ。」
「会いに行きますねぇ!ソロリソロリ…」
3人はソロソロと75メートル先に移動した。
「覗き窓があるにょ」
「(野獣の眼光)」
「どれどれ…」
そこには筋骨隆々の男が水色のオーラを纏いキメポーズを取っていた。
「フフフフフフフ」
そしてその近くにはオリに閉じ込められた褐色の男とタコのような生き物もいた。
「やめろブロリー!キーラに操られるんじゃない!やめろぉ!」
「PDAが弾き出したデータによりますと、ブロリー様の力で被害が出すぎないように作った制御装置が電磁波で狂っておりますじゃ よってキーラによって操られるのは明白です…」
「私のこれまでの苦労が…ふーっふっふ、あーはぁーはぁーはーっ…うあぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはっ…ふぁっはっはっはっはぁーっ ひぁっはっはっはっ(泣)」

「…よりによってブロリーさんが操られてるなんて…」
「ヤバいにょ…この場は逃げるっきゃないにょ!」
「ですねぇ 勝てるわけないです。…」
「動きも素早い…はっきり言って勝ち目は1%ぐらいだよ…」
「…マット達と合流してから戦うにょ…」

しかし…
「また3匹ムシケラがきたか…破壊し尽くすだけだァ…」
ブロリーはでじこたちに気づくと左手に気を溜め…
「行くぜェ!」
でじこのいる場所へ投げつけた。

デデーーーーーーン!
「にょー!?」
「嘘っ!?」
「ファッ!?」

でじこたちは空中に放り出され、バトルフィールドまで連れ出されてしまった。

「なにもかもおしまいだ…」
「死にに来たか…カトンボめが!」
ブロリーの闘気が結界を作り、でじこたちの退路を絶った!
「最悪の展開にょ…一か八か…デ・ジ・キャラット星の王女、でじこ達が相手にょ!」
でじこはブロリーのオーラに気圧され、一瞬青ざめるものの即座に持ち直してファイティングポーズを取った。
「…やるしかない…」
メグは覚悟を決めて、ハープを構えた。
「クゥーン…しょうがねぇな…」
野獣は剣を抜刀し、相手の攻撃に備えた!
(王女…王子ょ…王子…)「オヤジの敵め!綺麗な流れ星にしてやるぞ!」
ブロリーは凄まじい勢いで突っ込んできた!
「くらうにょ!」
でじこはビックリマークのかかれたゲマの人形を投げつけた!
「その程度のタマで俺を倒せると思っていたのか!」
ブロリーは片手でゲマ人形を軽くいなし、でじこに突っ込んでいく!
「暴れんなよ…」
野獣先輩はそのスキに睡眠ガスを噴射した!
「その程度の麻酔で俺を止めることはできぬぅ!」
しかしブロリーの逆水平で睡眠ガスは蹴散らされた!
…が…
「どこだぁ?」
睡眠ガスが晴れるとでじこたちはいなくなっていた。

「パラガスさん、ブロリーに睡眠ガスって聞きます?(小声)」
メグはその睡眠ガスにまぎれ、パラガスと会話をしていた。
「そりゃ生き物だから効くには効くだろう。ただブロリーは図体でかいから血管から直接ぶち込むのがイイゾォ!(小声)」
「コンピューターがはじき出したデータによりますとこのシリンジ一本いっぱいの睡眠薬(注射タイプ)でぐっすりですじゃ ただ貴重ですので乱用は禁止ですじゃ(小声)」
そういうとタコはメグに薬を5本ほど渡した。
「ありがとうタコさん」
「うわへへ。乱用厳禁ですじゃ」
「おやじぃ!いくら親父とはいえバトルの邪魔したらデデーンで消し飛ばすぞ!」
ブロリーはメグを見つけると、一直線に突っ込んできた!
「うわっ!」
メグはとっさのステップで回避!ブロリーは壁の前で止まると、片手に気弾を溜め始めた。
「お前がさっき受け取ったヤツはどうせタル爆弾とかの攻撃アイテムや閃光玉とかのデバフ系アイテムだな?悪いが使わせるわけには行かない…消えろぉ!」
ブロリーは気弾を投げつけ…
「目からビームにょ!」
ようとした瞬間凄まじい閃光に気弾が貫かれ爆発し、その爆風にまきこまれた!
「…なんて奴だ…お前のような小娘が俺のような気弾を使えるとはな」
「まあにょ!」
ブロリーが振り返ると、そこにはブロリーと同じぐらいの背丈になったデカいでじこがいた。
「でじこちゃん!?…なんで大きくなってるの?」
「じつはでじこは巨大化できるんだにょ。…反撃行くにょ!」
でじこはブロリーのパンチよろしく大振りのチョップをお見舞いした!
「ヘアッ!?」
ブロリーはとっさに回し蹴りでそのチョップを跳ね除けた!
「ふっふっふ…その様子をみるにパワーでは巨大でじこのほうが上にょね…?」
「でじこちゃん、手加減してね!操られてるだけみたいだから…」
「了解にょ!うす目からビーム!」
でじこは目を糸目にしてから目からビームを放った!
「ふっふっふ、図体がデカイ分狙いやすいぞ!」
ブロリーは華麗に躱すと、でじこの顔に気弾を放ち、でじこの体に掴みかかった!!
「目がァああああ!にょ…にょーーーーーーーー!」
でじこは気弾の光で目がくらみ、掴みかかりをよけることが出来ずモロに食らってしまい、そのままの勢いで壁に叩きつけられて倒れてしまった!
「ふっふっふ、ザコがいくらドーピングしたとてこのオレを超えることはできぬぅ!」
「ま、多少はね?」
ブロリーの後ろに回った野獣は、ブロリーの口めがけ指弾で睡眠薬を発射した!
「ほう、毒か…」
ブロリーは息で睡眠薬の軌道を逸らし、そのまま突撃しようとした…が!
「暴れんなよ…」
足元に睡眠薬のボンベがしかけられており、急ブレーキを決めざるを得なかった!
「なんてヤツだ…」
「声でかいから目が潰れててもわかるにょ!」
するとでじこは壁の近くで立ち上がってさらに巨大化し、パンチで周囲の瓦礫を巻き上げた!
「ふっ、その程度の攻撃で俺を倒せると思っていたのか!」
ブロリーは飛んできた瓦礫をパンチで次々と捌いていく!
「加勢しますねぇ!」
野獣先輩はドサクサに紛れてボンベを投げつけ、そのまま突進した!
「ふっ、考えが甘いぞ!」
ブロリーはボンベを回避してそのまま回し蹴りを繰り出し、後ろに気弾を放った!
「オォン!」
「ぐぇっ!」
野獣先輩は蹴り飛ばされ、メグは気弾で吹き飛ばされた!
「ザコが…ハサミ討ち作戦とかの甘い作戦でこの俺を倒すことはできぬぅ!!」
しかし、突如伸びてきた両腕に吹き飛ばされ、さっきいなしたゲマ人形の当たった場所…つまり落とし穴に落とされてしまった!
「ふっふっふ…メグのお陰で目がすっきりしたにょ…」
「う、動けねぇぞ!なんてやつだ…」
なんとでじこがいつの間にか接近しており、ブロリーを吹っ飛ばしたのだ!
「そうか!でじこはサイズ自在!つまり一度縮み、近づくと同時に巨大化したというわけだぁ!」
(パラガスの言うとおりにょ)「さぁて、抜け出せるものなら抜け出してみるにょ!」
「無駄なのだ!」
ブロリーは口から気弾を発射し、でじこめがけて飛ばした!
しかし、目からビームにより迎撃されてしまった!
「その程度のパワーででじこ様に勝てると思っていたのかにょ?」
「俺のセリフパクるんじゃねぇ!」
ブロリーは全身から衝撃波をはなち、落とし穴から脱出した!
「にょっ!?」
「落とし穴程度では軽い足止めしかできぬぅ!」
ブロリーはでじこにタックルをぶちかます!
でじこはそのまま防御体制を取り、ブロリーと押し合い始めた!
「にょぉぉぉぉぉ…!」
「フッフッフ…いま楽にしてやる!」
ブロリーはそのままでじこに気の爆発をお見舞いしようとしたが…
どこからか飛んできた注射器が刺さり、そのまま活動を停止…眠ったのだ。
「お前のここが隙だったんだよ」
「野獣さんダーツもやれるの?」
「やれますねぇ!昔知り合いの保険医から教えてもらったんだよな 注射器投げ」
「流石に…今回のは…キツかった…にょ…」
でじこは縮みながら倒れ、ブロリーの隣で眠り始めてしまった…
「…俺たちで外すか。パラガスさん、これどうやって外すんすか?」
「ワンタッチで外れる。ボタンを押してしまえー!」
「こう?あ、取れた!」
こうして、ブロリーは制御装置を外され、キーラの呪縛から解放された。

「ヘァッ!?」
「おはようブロリー」
ブロリーは、でじこのUFOの中で目が覚めた。
「ふぁーあ…いったたた…まだあちこち痛いにょ…」
でじこもほぼ同時期に目が覚めた。
「親父ぃ…俺はたしか分身したベジータと戦っていた気がするんだが、なんか知らないか?」
「ご教授してもらおう。メグ、お〜願い!」
「まかせて!まず…」
〜青年少女説明中〜
「って訳ですねぇ」
と、野獣とメグはブロリーにこれまでの経緯を話した。
「なんて奴だキーラ…血祭りだァ!」
「けどバリアーを破るすべがないと突っ込めないにょ…光の結晶がどこにあるかもわからないしどん詰まりにょ…」
「心配ご無用ゲマ!」
すると、ドアを蹴っ飛ばしてマットとゲマが駆けつけてきた!
「それっぽい結晶を見つけたので真っ二つにしてやったぜ!」
「…たぶんブロリーがそれを守るガーディアンだったのかもな…」
「コンピューターが弾き出したデータによりますと、強すぎて制御できてませんでしたじゃ」
「そのとおりだね…ブロリーさんって力強いから…」
「はっはははは!いくらキーラとはいえ俺を完全にあやつることはできぬぅ!」

「んで、つぎどこ行くにょ?」
「コンピューターが弾き出したデータによりますと、近場に基地がありますじゃ。そこの光の結晶さえ破壊すればバリアはより弱まりますじゃ」
「よし、行き先は決まったな」
「ですねぇ」

「基地に行くぜ!」

第5話 基地 [#z2dae0eb]

「ドウダ?「P-001」ノチョウシハ?」
「はい、出力は安定。このまますぐに出撃可能かと」
「ワカッタ。首尾ヨクヤレ。」
基地の中ではハルトワーカーズとスターマンがなにかを開発していた。
しかし…
ゴソゴソというねずみの動くような音が響きだした。
「ネズミカ。ミテコイカルロ。」
「了解しました!」

「まさか文字通り「ネズミ」だったとはな…消えろ!」
ハルトワーカーズはHWCプラズマブラスターを構え、そのネズミに向けて発砲した!
緑に輝くプラズマ弾がネズミへと飛ぶ!
しかし…
「生憎だな。俺っちに電気は通用しないぜ」
「何っ!?」
ネズミはプラズマ弾を硬質化した尻尾で受け流すと電光石火の勢いで接近し、ハルトワーカーズは尻尾で吹き飛ばされてしまった。
「…ふぅ。おっ、このピストルいいな。PPの消費もないしもらってくか。ついでにスーツとか携帯食料も…」
「ああっ!わたしのリゾット…むぐぐぐぐぐ」
ハルトワーカーズは身ぐるみをはがされ、挙句隠し持っていたパウチいりのリゾットまで盗まれた挙句がんじがらめにされて通気口にぶちこまれてしまった。

「カルロ、ドウダッタ?」
「しっかり倒しておきました…カルロをな!」
戻ってきたカルロ(に扮したネズミ)はスーツを脱ぐと…
「オ前、モシヤ…「チャージ」…」
「大当たりだぜ!」
ネズミ、「チャージ」はスーツを脱ぐと同時に、放電をぶっぱなしてスターマンたちを一網打尽にした!
「ふぃー…今のうちにこいつらから弾薬奪っとくかな。あ、このピストル電池式か。でもいくつか貰っとこ…」

一方その頃…
「私ならハッキングも自由自在でございます…」
タコ科学者は基地の前にスマホみたいなコンピューター(?)をつなぐとクラッキングし、電子ロックを解除した。
「すごいにょ!」
「すげぇな!ランスに雇ってもらえよ!」
「考えときますじゃ」
「ほらいくど〜」
「GOゲマ!」

でじこ一行が侵入すると…
「シンニュウシャハッケン!」
数多のクルクル回転するロボットが待ち構えていた。
「お前らの方が侵入したんだろ!これでも喰らえ!」
マットはそう言うと、こっそり拾っていたキルソードをぶん投げ、ブーメランのような軌道で投げつけた。
ロボット…クルーンは次々と破壊されていくが、一部はバリアを張ってマットの攻撃を防ぎ、そのまま顔からビームを発射した。
「ほいっと!」
マットはキルソードを振り回し、ビームを跳ね返した!
「ランスが言ってたけど、光ってのは空気より軽いらしいな!そりゃ簡単にはね返せちまうわけだぜ!」
マットはそう言いながら、光ノ刃を飛ばしてロボットを倒した。
「わっ!…えい!」
メグはビームを躱すと、そのまま音波攻撃をお見舞いし、ロボットを吹き飛ばした。
「なんなんだ今のは?」
ブロリーは片手でビームをいなすと、そのまま気弾を撃ち込んでロボットを多数吹き飛ばす。
「オォン!機械系との戦いだと俺役立たずッスね…申し訳ナイス…」
野獣先輩はビームを喰らうも、そのまま体勢を立て直し剣でロボットを倒していく。
「ゲマー!?」
ゲマは多数のビームにあたり、物の見事に氷漬けにされてしまった!
「にょー!?…もう怒ったにょ!目からビーム!」
でじこはモロに食らってしまったが、その分の怒りを載せたビームを放ち、ロボットを多数倒した!
クルーンはみごとに撃破したが…
「スイスイスイ。ア、ススイノスイ」
奥から次のロボット…スイスイが多数現れた。
「…こいつらなにがしたいんだ?…踊ってばっかりいるが…」
「よくわからないけど…嫌な予感がする…みんな油断しないで!」
「よくわからんけど喰らえにょ!目からビーム!」
「ごちゃごちゃうるせぇよ!落ちろポンコツ!」
「秋吉さん、技借りますねぇ…「炎神全灰」!」
ブロリー、でじこ、野獣は先制攻撃を決めたが…
でじことブロリーの攻撃は物の見事に無効化され、野獣の放った炎の剣もあまり効き目はなかった。
「え゛?」
「…目からビームが…効かないにょ…?」
「クゥーン…不燃性ですねぇ…」
三人が唖然としていると…
「スススイスイノスイスイ…ハイッ!」
スイスイ達は突如動きを止め、ビームを発射した!
「にょー!?」
「イキスギィ!」
ブロリーは無キズだったが、先制攻撃した二人はビームにより吹っ飛び、壁に叩きつけられた。
「なんてやつだ…」
「エネルギー攻撃が効かないなら私じゃ倒せない…!マットくん、ブロリーさん!お願い!」
「了解!いい気になるなよ!直接投げ飛ばして綺麗な流れ星にしてやるぞ!」
「僕がぶった斬って家電製品の材料にしてやる!行くぜ!」
ブロリーとマットはそのまま武器を構え、突っ込んでいく!
しかし…
「スイスイスイノキラッキラー♫」
スイスイ達はマットにビームと閃光を放った!
「ぬぉぉぉぉお相手が見えねぇぞ!」
「クソッ…セコいことしやがって…」
ブロリーとマットは閃光で目がやられながらも、ビームを喰らいながらも突撃し、スイスイのいた位置へ拳と武器を振り下ろした!
しかし、手応えが全くなかった!
「ん?どこ行きやがった?」
「ちょこまか逃げんなよ!」
ブロリーとマットはスイスイと逃げ回るスイスイに翻弄されている…
「えい!」
メグは遠距離からキュアオールを唱え、同時にマットとブロリーにケーキを投げ渡した!
「よっしゃ復活!いくぞブロリー!」
「かしこまリーです…」
マットはブロリーに掴んでもらい、そのまま剣を構えてブロリーに振り回してもらった!
「どうだ!遠心力で威力もアップだぜ!」
「ウオオオオオオオオオ!」
ブロリーとマットは次々とスイスイ達をなぎ倒していく!
「気持ち悪くなってきた…」
「俺もです…」
「最後だ!残ってるスイスイの内どれでもいいから僕を投げつけろ!」
「ウォォォオオオオ!」
ブロリーはスイスイめがけ、マットをポッドのごとく投げつけた!
スイスイはそのまま吹っ飛んだが、増援としてまた大量のスイスイが現れた!
「マジかよ…どんだけいるんだよコイツら…」
「目が回ってもう無理ーです…」
すると、誰かがブロリーとマットの口に酔い止めを入れた。
「お ま た せ」
「あとはでじこと野獣に任せるにょ!」
「ゲマもようやっと氷が解けたゲマ!」
野獣とでじこはみごとに復活し、増援目掛けて突っ込んでいった!
「喰らうにょ!」
そういうとでじこはゲマにメタルブロックを使い、メタル化したゲマを相手に投げつけた!
「見とけよ見とけよー!」
野獣先輩はどこかで拾った野球ボールを相手に投げつけた!
スイスイはビームで迎撃するも、メタル化したゲマにより弾かれ、そのまま吹っ飛ばされ、ほかのスイスイはワープした野球ボールにあたってしまい、そのまま吹き飛ばされた。
「いっちょあがりにょ」
「魔法無効化って厄介だよね…私あんまり手助けできなくてゴメン…」
「いーや、回復は十二分なサポートだった、そうだろブロリー?」
「はい。ケーキありがとです…」
「俺の酔い止めもどうすか?」
「ナイスだったぜ!ただピッチングに関しては動きが雑だな…あれモノなげるんじゃなく相手をちゃぶ台返しするのに使えるんじゃないか?」
「そっすか…」
「ま、次からはあのスイスイ言ってる奴が出てきたら物理的な攻撃で攻めた方がいいにょね。ゲマ投げとか」
「ちょっとは手加減するゲマ…」
そうして、でじこ達は基地を進んでいった。

第6話 VSプロテクター

「さて、再び手分けする訳ゲマが…今回は野獣に付いてきてもらいたいゲマ。」
「俺すか?」
「そうゲマ。ここは機械だけじゃなく薬も多いゲマ。野獣は薬に詳しそうだし鑑定頼みたいゲマが…できるゲマ?」
「あ、いいっすよ 俺親戚の保険医から薬の知識教わってるんで。あとここらへんの敵機械系ばっかだから戦闘に回ったらあんま戦えそうにナイス…」
「了解ゲマ。じゃ、行くゲマよ!」

そう言って、野獣とゲマはどこかへ走っていった。

「というわけであたし、マット、ブロリー、メグはこの基地の奥になにがあるか調査するにょ!」
そう息込むでじこに、タコ科学者が後ろから
「でじこ様。パラガスさまからひとつご報告が…」
と話しかけた。
「にょ?来てたにょ?」
「もちろんでございます。ブロリーに送られてきていた電波はキーラのモノをここで反射して強めていたらしい。…もっとも、あれがなかったとしてもブロリーの制御はされていただろう。…だがそれを逆手に取りタコさぁ〜んに逆探知をかけてもらい、お前たちが戦闘中のうちにここで開発中の兵器のデエ゛エ゛ー!?タを獲得できた」
そういうとパラガスは、後ろから謎の兵器のスケッチを取り出した。
「げ!?これプロテクターじゃん!」
「マット、知ってるの!?」
「ああ、僕が前ナタリー、ランスと一緒にぶっ壊してやった古代文明のロボ兵器だ。副砲と主砲、そしてビーム砲を搭載したやべーやつだ。」
「にょ!?…ブロリーよりは弱そうだにょ…」
「ハハハハハハ!俺のデ゛デ゛エ゛ェ゛ンで楽にぶっ壊してやる!」
「落ち着けェ!問題はその後だ…」
「コンピューターで入手したデータによりますと、内部動力に発電能力を持つ動物…恐らくピカチュウかサンダースが捕らえられておりますじゃ」
その発言に、メグは顔が青ざめた。
「え?もしかしてさっき壊したロボットは…」
「心配することはない。」
「アレは普通の電池式ですじゃ…(確認済み)」
「このプロテクターは恐らく出力が足りず、生物の外部動力が必要だと考えられる」
「よ、よかった…」
メグは安心して、胸をなでおろした。
「つまり、僕たちの目的はプロテクターをポケモンにダメージを与えずに破壊しなきゃいけないわけか…
捕まってる部位を攻撃したら中まで衝撃が伝わっちまうしムズイな…」
「さらにデータによりますと独自改良により倒したら自爆しますじゃ おそらく内部のポケモンは最低でも重症ですじゃ」
「機械だから野獣さんの麻酔も効かないし…どうしよう…」
全員に不安感が募る…しかしでじこはこう言い放った。
「待つにょ!このボーダイワールドには生物以外だけを切れる剣豪がいる…と聞いたにょ…」
「ちょっと待て!そんなやつ俺は知らんぞ!」
「僕もしらん…誰だ?」
ブロリーとパラガスの質問に、でじこはこう返す。
「えっと、あ…たしか数字の名前で、サンドメダルマシンガンだったかとWIなんちゃらソードって武器を使うにょ…」
すると、パラガスがこう反応した。
「もしかしてですが、メダルサンドマシンガンとWICAソードとかいう銘じゃないだろうな?」
「たしかそうだにょ」
「やはり1000ちゃんでございます」
「知ってるのかパラガス!?」
「ああ、オーイズミという会社が作ったホムンクルスというわけだぁ!」
「パラガスしゃま、人造人間ですじゃ」
「ソーリーソーリー」
「けどそんな奴膨大戦士の名簿にいないぞ?」
「えっと、たぶん「アシストフィギュア」じゃないかな?」
「あ、アレか!…都合よく落ちてたりしないかな…」
「こんなこともあろうかとストックしときましたじゃ」
「ナイス科学者!」
「もらっていいにょ?」
「どうぞですじゃ」
そう言いながら、でじこ達は研究所を進んでいく。
「侵入者だ!つまみ出せ!」
そのハルトワーカーズの号令とともに、大量のロボットが現れた。
ブロリーはそのロボット軍団に進んでいくと
「それはこっちのセリフです…おい皆!ここは俺にお任せだあ!」
「え?大丈夫だにょ?」
「デデーンでは爆発力が強すぎてプロテクターに誘爆しそうです…というわけで俺の手加減の練習も兼ねて陽動は任せロットォォォォォ!」
「…そこまでいうなら仕方ないな…任せたぜ!」
「ああ 小出しで破壊しつくしてからあとを追うだけだァ…」
そういってブロリーはラリアットでロボットを蹴散らしだした!
「頼んだにょ!」
「…回復は必要だよね?」
そう言ってメグはブロリーの後ろに立った。
「メグ…死にに来たか?」
「むしろ逆!ブロリーさんの支援だよ!でじこちゃん!」
そういってメグは、大量の回復アイテムをでじこに投げ渡した。
「にょ?」
「私はブロリーさんの支援に回っていいかな?」
「ちょっと待てェ!回復役が減るのはマズイゾォ! というわけでここは私が仙豆役をやらせてもらう…メグ、でじこちゃんの助けおーねがい!」
「…わかったよ!パラガスさん、無理そうだったら煙玉投げつけて逃げてね!」
「これは渡しとくにょ!」
でじこはパラガスに回復アイテムを渡した。
「お任せください!」「了解した!」

そう言うブロリーに陽動をまかせ、マットとでじことメグは先へ進んでいく。

「シャッターで塞がれててあかないにょ…」
「ちょっと待ってろ…」
マットはそういうと通気孔に手を突っ込み、扉を外した。
「でじこ、いけそうか?」
「任せとくにょ!…あとでその分マットもがんばるにょよ?」
そう言ってでじこはダクトを進み、別の場所でロックを解除して戻ってきた。
ハルトワーカーズ達は「怪光線を放つ筋肉もりもりマッチョマンと変態的軌道のヒゲ親父と機動兵器に乗ったタコ」の処理で忙しいらしく全員席を空けていた。

そうやってロックを解除して奥底に進んでいくと、プロテクターが安置されていた。
「ククク…我々スターマンノ科学力デ再生シタプロテクターヨ…でじこヲ木っ端微塵ニ破壊シテシマエ!」
そうスターマンが言うと、プロテクターが起動した。
プロテクターはでじこ達にむけて鏑矢のごとく砲撃してきた!
「危ねッ!」
マットは剣で切り払い、攻撃を防ぐ。
「目からビーム目からビーム目からビーム!」
でじこはひたすらビームを放ち、攻撃を迎撃しつつ反撃。
「うわっ!」
メグは攻撃をステップで躱すと、音波で反撃した。
しかし、ビームはもちろん音波でさえも攻撃は通用していない…
「でじこ!メグ!コイツはどうやら改良型みたいだ!音波と風と光と電気は効かない!たしか強力な衝撃か水か地震か冷気が効くぜ!」
マットはそう言うと、武器を地面にぶっ刺して水柱を放った!
プロテクターはダメージを受けたような素振りを見せたが、即座に持ち直してマットに砲撃した!
「うげっ!」
マットは武器で攻撃を受け止めるも、爆風で吹っ飛ばされて耐性を崩してしまう!
その隙を突いて、プロテクターはマットを踏みつぶそうと飛び上がった!
「うげっ!」
マットは転がって攻撃を避けた。
「あづぁ!?」
しかし、周囲に炎が広がり、マットはその熱でダメージを受けた!
「マット!?これでもくらうにょ!」
でじこは爆弾を取り出すと、相手の足目掛けて投げつけた!
「だ、大丈夫!?」
メグは魔法でマットを回復する。
「な、なんとか?ってやべっ!伏せろ!」
でじこの爆弾の爆発でプロテクターはよろめいたが、反撃とばかりに強力なレーザーを放ってきた!
マット達は伏せてそのレーザーを躱した!
「タメなし!?正気かコレ!?」
「強すぎにょ!…もしかしてポケモン積んだのはこのチャージ短縮のためにょ!?」
「…たぶんだけど、砲身のクールタイムとかあったりするんじゃないかな…?」
「…だとしても不意討ちされたらマジでヤバいぞあれ…」
「対処法はひとつ!チャージなんてさせないにょ!」
でじこはそう叫ぶと、氷弾を投げつけた。
プロテクターの脚部装甲はその温度差によりヒビが入った!
「よし!後は装甲を叩き斬って隙間を広げ、脚を切り落としてやる!」
マットはそう言い、武器を振り回して地震を起こし、装甲をカチ割った。
プロテクターはカウンターのごとく主砲と副砲から砲撃してきた!
「危ない!」
メグは音波を飛ばし、砲弾を迎撃した!
…が、発射された副砲の砲弾が迫るッ!
「目からビームにょ!」
でじこは目からビームで砲弾を迎撃するッ!
「ナイスでじこちゃん!」
しかし、プロテクターは地団駄を踏み鳴らして地震を起こしたッ!
「にょー!?」「うわぁぁぁぁ!」「やべぇ!」
全員空中に吹き飛ばされ、地面に叩きつけられて激痛で動けなくなってしまった…!
「クッソ…」「どうしよう…」
すると、プロテクターはビーム砲を展開した。
「ま、マズイよ!」「そろそろ冷却が終わる頃だったか…クソッ!でじこ!なんとかできねぇか!?」
「…これに賭けるにょ!」
でじこは気合を振り絞り、アシストフィギュアを取り出して掲げた!
閃光があたりを包むと、水色髪の少女が現れた!
「おっ昼だぁ〜☆」
「あ、1000ちゃん!」「噂をすれば…ってやつにょね…1000ちゃん!あのロボットを倒す…まではできなくてもあのビーム砲だけでも破壊できないかにょ!?出来れば内部の人質は傷つけずに!」
「わかりまシタ!」
1000ちゃんは剣を抜刀し、ビーム砲を切り落とした!
「よし!動けるよ!」
メグは必死に回復魔法を唱え、でじことマットを癒した!
「みんな、一斉攻撃だ!いくぜ!」「了解にょ!」「了解デス!」「まかせて!」
「WICAソード!」
1000ちゃんは剣で人質の捕らえられた部分を分断した!
「よーし、これで心配無用!全力で行くにょ!」
つづいて、でじこは連続パンチでプロテクターを破壊していく!
「これを!」
そしてメグはマットに攻撃力を上げるジュースを投げ渡した!
「うおおおおお!猫天御剣流!五頭竜閃!」
マットはそれを飲み、全力で相手を切り刻んだ!
「あーひどい目にあったぜ…放電乱射でも倒せないやつに捕まっちまうとはな…プラズマピストルも効かないし」
「いっててて…あの全身タイツ野郎…もうちょい容赦してくれよ…」
プロテクターの中からは、チャージとジャックが出てきた。
そして、光の結晶も転げ落ちた。
「よっしゃ!」
駆けつけたマットがキックで結晶を蹴っ飛ばす。
結晶は壁にぶつかり、光となって消えていった。
「チャージ!ジャック!」
「だ、大丈夫?」
「ま…まあな…」「一応大した怪我はねえ…だが腹へった…」
「よし、無事救出できたにょ!」
「あ、私は帰りマスね!」

そして、でじこ達は帰路に着いた…
1000ちゃんは光となって消えた。どうやら本人の意識だけ飛ばしてきたみたいだ…。

ーUFOにて
「オッス 無事光の結晶を破壊できたみたいだな キーラのバリアが目に見えて割れたから俺でもわかったぞ」
「さて、その2人はだれゲマ?」
「チャージとジャックにょ。」
「よろしく頼むぜ」
「よろしくな!」
「メン゛ン゛ン゛ン゛バー多くなったから今後は手分けしやすいですぅ…」
「あ、そうそう。収穫はたくさんありますねぇ。」
そういうと野獣は集めてきた資材をUFOに詰め込んだ。
「よし!次はAチーム
マット
チャージ
野獣

Bチーム
ゲマ
でじこ
メグ

Cチーム
ブロリー
パラガス
ジャックで…」
「あ、悪い。俺は戦闘は不慣れでな…」
「そうですねぇ…彼にはUFOの見張りを頼むとかどうすか?」
「いいゲマね…操縦方法はあとでみっちり教えるゲマ」
「お、お手柔らかに頼むぜ」

こうして、これからは手分けして戦うことになっていくことになるのであった!
未完(打ち切り)

次回更新

打ち切りですが気分次第
期待しないでね