息抜き落書き - SPYvsSPY
SPYvsSPY(スパイアンドスパイ)とは、アメリカのMADマガジン誌の漫画およびファミコン(NES)で発売されたゲーム(その他にもあるが)。

MADマガジン誌漫画版

1961年に漫画で人気を集めた。本作では、ほぼ無言で構成されている。日本では白スパイが「ヘッケル」黒スパイが「ジャッケル」として親しまれているが、これはファミコンゲーム版の名前であるため、本当の名前はわかっていない。(ポストに「SPY」と書いてあるので、SPY自身が名前かもしれない。)
ついでにカラスのような顔の形である。アニメ版もあるので、youtubeで検索すれば数多く出てくるので、興味のある人は見ればハマるであろう。
大規模なエピソードで、月を破壊したエピソードもある(殺せんせーかな?)
一度見たらもう忘れられない、個性ある二人の戦いは、時空を超えて続いてゆく・・・

ゲーム版(ファミコン版など)

上記の漫画をゲーム化したのがファミコンなどのゲーム版。
1986年にケムコで発売された。ジャンルはアクション。諜報活動そっちのけでドタバタやっている漫画・アニメ版と比べたら割とまじめにスパイ活動しているが、やっぱりめちゃくちゃである。そんな彼らの目的は、ゲーム会社の大御所、「ジンテンドウ」の新開発した、「ディスクシステム」
の秘密書類。ヘッケルは「ケムコ」ジャッケルは「トムコ」のスパイとして、ターゲットを巡って戦うことになる。

よその会社でやりたい放題

ゲームのルールをざっと説明すると、「相手を出し抜きつつ、目的のアイテムを全て揃えて脱出」てところ。
この「相手を出し抜きつつ」が本作最大のポイントである。
機密書類の奪取が目的と上で書いたが、正確には収集するアイテムは計四つ。
書類 パスポート
書類他、いかにもなアイテムがそろっているが、ともあれこの四点を入手することがこのスパイの任務なのだが、ただ、これらのアイテムを二つ以上所持することはできないので、これらを収納するアイテム、「トランク」も必要。
だがしかし、アイテムは各一個しか存在せず、その入手を巡ってヘッケルとジャッケルとで争奪戦を繰り広げることとなる。時に激しく、時に狡猾に――。その様と言ったら、もう血で血を洗う戦い。
二人は、一応スパイらしく、彼らは四つの「罠」を持っており、その罠は、どれもこれもトリッキーなものばかりで、「その罠が勝負を分ける」
と言っても過言ではない。(罠を使ってる時点で「正々堂々」じゃないが)
その四つの罠の詳細は以下。
爆弾家具に仕掛ける罠で、触った瞬間爆発して死ぬ。回避方法はバケツ。
スプリングこれも家具に仕掛けるもので、触った瞬間壁まで飛ばされて死ぬ。回避方法はペンチ。
硫酸バケツこれはドアに仕掛ける罠。部屋を移動した瞬間、ドアから黒板消し落としのように、硫酸が落ちてきて感電死。回避方法は傘。
時限爆弾これは部屋自体に仕掛ける罠。部屋に入った二秒後、爆発して死ぬ。回避方法は二秒経つ前に退室すると回避できる。
……だが、大体これらは自分が仕掛けた罠に自分でかかって死ぬことだろう。
しかも、このゲームには「時間」も存在するので、死んだら一定時間固まるので、時間がロスする。
または、目的そっちのけで罠ばかり仕掛けていると、時間が無くなってTIME OVER と、復活できないので、目的も忘れずに達成したいところ。
だが、相手が仕掛けた罠にもかかりたくないので、覚えるのもいいかもしれないが、一番はマップだ。
罠の五番目に行こうとすると見れる。白と黒が自分と相手、黄色が罠、青がアイテム。活用した方がいいだろう。
スパイ同士が同じ部屋でばったり会うと、格闘戦に突入する。普通は素手の殴り合いだが、武器が二つある。
リーチが高い「警棒」と、威力が高い「ナイフ」がある。
対決シーンでは、A+Bでジャンプをすることができる。なのでばったり会ったら、正面切ってやり合わずに、ジャンプで逃げて罠で殺すという手もある。だが、これはこれは決して卑怯な戦法ではない。
「三十六計逃げるにしかず」という言葉に沿った、れっきとした兵法と言える。
そもそも、目的が違うので、この殺し合いは避けたいところ。

本音の垣間見える時

本作は、基本二人同時プレイ。CPUか2Pと戦うことになる。
大きく分けて2人同時プレイは二つに分かれると思う。一つは二人で目的を達成する「協力」もう一つは競争など戦う「対戦」。