最終更新:ID:KTUtFzdR+A 2019年08月22日(木) 22:21:19履歴
勝手に書き換えるのはおこがましいことなので
こちらに少し俺なりにアレンジしたのを載せておく。
※一話追加及び、一部のセリフを変えただけです
これは、私がまだカラフルシティの町長を
務めていなかったころの話である…
〜グリーンフォレスト〜
母「待ってよ、一郎〜」
一郎「かあさん、はやく〜!」
母「せっかくピクニックに来たんだから、もっとゆっくりしていこうよ」
一郎「先に行ってるよ〜」
母「迷子にならないようにね〜」
一郎「わかってるよ〜」
数分後…
一郎「ま゛よ゛っ゛た゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛!!!!」
一郎「一面緑だし、どこから来たのかもわからないよお〜。…ってあれ?あそこの木、なんだか色が薄いような…なにかあるのかな!?」
???「…………」
一郎(あれは…魔物?…でもなんだか元気が無いな…そうだ!)
???「…………?」
一郎「ねえ、キミ!」
???「ッ!」
一郎「あっ逃げないでよ!お腹空いてると思って…これ…」
一郎は持ってきたサンドイッチを差し出した。
???「…………」
一郎「食べ…ない…?」
???「…………」
母「一郎ー!どこなのー?!」
一郎「あっかあさんの声だ!…これ…置いておくね…」
???「…………」
翌日…
一郎「あっ!やっぱりここにいた!おーい!」
???「!」
一郎「昨日の…食べてくれた?」
???「…」
謎の魔物は頷いた。
一郎「よかった!今日も食べ物持ってきたから、一緒に食べようよ!」
某日
一郎「来たよー!ディスコツィオーネ!」
ディスコツィオーネ「!!」
一郎「図鑑で見たんだ!キミは色を吸い取る力があるんだね!」
ディスコツィオーネ「っ… !」
ディスコツィオーネの、嫌な記憶が蘇る。
「きゃあああああ!!この魔物の触れた所の色が消えた!!!」
「追い払えー!」
「色を吸うなんて気味の悪い魔物が、この街に来るなぁあ!!!」
ディスコツィオーネ「……」
一郎「そんな力があるなんてすごいや!後でみせてよー!」
ディスコツィオーネ「…!」
…その日から。ディスコツィオーネの心に一筋の光が差してきた。
それからというもの…
私と、ディスコツィオーネは毎日会っては
一緒に遊んだ。
一郎「ディスコツィオーネ、このりんごの色、吸ったりできる?」
ディスコツィオーネ「……」
一郎「すごいや!!まるで彫刻みたい!!やっぱりディスコツィオーネはすごい魔物だよ!」
ディスコツィオーネ「……!」
一郎「ねえねえ、その吸った色を…んしょっ、…この石に塗ったりできない?」
ディスコツィオーネ「……」
一郎「わぁ、綺麗に赤く染まったね!……そうだ、いいこと思いついたよ!」
ディスコツィオーネ「……?」
一郎「……よーし、その吸った色を全部この石に流してみてよ!」
ディスコツィオーネ「……。……!!」
一郎「わぁあっ!!綺麗な虹色ッ!」
一郎「はい、これ」
ディスコツィオーネ「…?」
一郎「この二つの石は僕とディスコツィオーネの友達の証!この石の色が消えない限り、僕たちの友情は不滅だ!!」
ディスコツィオーネ「……!!!!」
それから私たちはその石を肌身離さず持ち、一緒に遊んだ。
……しかし、ある日から、すっかり私は石のことを忘れてしまったのである…
そして、13年後…
〜カラフルシティ 病院〜
一郎「かあさん!?」
母「ああ…一郎…」
一郎「……医者からはなんて?」
母「…もう…助からないって」
一郎「……ッ」
母「……一つ、お願い事をしてもいいかしら?」
一郎「なんだい…」
母「カラフルシティの…あの町の、立派な町長になってほしいの…」
一郎「…わかった」
母「だから……カラフルシティを…世界一の、街に、して…ね…」
……母はその数日後にこの世を去った。
〜カラフルシティ 色野家〜
一郎「世界一の…街…」
ディスコツィオーネ「………」
一郎「そうだ……なあ、ディスコツィオーネ…」
〜とある町〜
ディスコツィオーネ「……フンッ!」
ディスコツィオーネが杖を振ると、町の色はみるみる消えていった。
一郎「ふふ…はは…」
一郎「ふははははは!!!!この力を使えば、カラフルシティの色はもっと綺麗になり、かあさんの目指していた"世界一の街"ができあがる…」
ディスコツィオーネ「………」
一郎「待っていてくれよ…母さん…!」
私が野望に燃えていた頃には…
あの石の色はすっかり、消え去っていた…。
こちらに少し俺なりにアレンジしたのを載せておく。
※一話追加及び、一部のセリフを変えただけです
これは、私がまだカラフルシティの町長を
務めていなかったころの話である…
〜グリーンフォレスト〜
母「待ってよ、一郎〜」
一郎「かあさん、はやく〜!」
母「せっかくピクニックに来たんだから、もっとゆっくりしていこうよ」
一郎「先に行ってるよ〜」
母「迷子にならないようにね〜」
一郎「わかってるよ〜」
数分後…
一郎「ま゛よ゛っ゛た゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛!!!!」
一郎「一面緑だし、どこから来たのかもわからないよお〜。…ってあれ?あそこの木、なんだか色が薄いような…なにかあるのかな!?」
???「…………」
一郎(あれは…魔物?…でもなんだか元気が無いな…そうだ!)
???「…………?」
一郎「ねえ、キミ!」
???「ッ!」
一郎「あっ逃げないでよ!お腹空いてると思って…これ…」
一郎は持ってきたサンドイッチを差し出した。
???「…………」
一郎「食べ…ない…?」
???「…………」
母「一郎ー!どこなのー?!」
一郎「あっかあさんの声だ!…これ…置いておくね…」
???「…………」
翌日…
一郎「あっ!やっぱりここにいた!おーい!」
???「!」
一郎「昨日の…食べてくれた?」
???「…」
謎の魔物は頷いた。
一郎「よかった!今日も食べ物持ってきたから、一緒に食べようよ!」
某日
一郎「来たよー!ディスコツィオーネ!」
ディスコツィオーネ「!!」
一郎「図鑑で見たんだ!キミは色を吸い取る力があるんだね!」
ディスコツィオーネ「っ… !」
ディスコツィオーネの、嫌な記憶が蘇る。
「きゃあああああ!!この魔物の触れた所の色が消えた!!!」
「追い払えー!」
「色を吸うなんて気味の悪い魔物が、この街に来るなぁあ!!!」
ディスコツィオーネ「……」
一郎「そんな力があるなんてすごいや!後でみせてよー!」
ディスコツィオーネ「…!」
…その日から。ディスコツィオーネの心に一筋の光が差してきた。
それからというもの…
私と、ディスコツィオーネは毎日会っては
一緒に遊んだ。
一郎「ディスコツィオーネ、このりんごの色、吸ったりできる?」
ディスコツィオーネ「……」
一郎「すごいや!!まるで彫刻みたい!!やっぱりディスコツィオーネはすごい魔物だよ!」
ディスコツィオーネ「……!」
一郎「ねえねえ、その吸った色を…んしょっ、…この石に塗ったりできない?」
ディスコツィオーネ「……」
一郎「わぁ、綺麗に赤く染まったね!……そうだ、いいこと思いついたよ!」
ディスコツィオーネ「……?」
一郎「……よーし、その吸った色を全部この石に流してみてよ!」
ディスコツィオーネ「……。……!!」
一郎「わぁあっ!!綺麗な虹色ッ!」
一郎「はい、これ」
ディスコツィオーネ「…?」
一郎「この二つの石は僕とディスコツィオーネの友達の証!この石の色が消えない限り、僕たちの友情は不滅だ!!」
ディスコツィオーネ「……!!!!」
それから私たちはその石を肌身離さず持ち、一緒に遊んだ。
……しかし、ある日から、すっかり私は石のことを忘れてしまったのである…
そして、13年後…
〜カラフルシティ 病院〜
一郎「かあさん!?」
母「ああ…一郎…」
一郎「……医者からはなんて?」
母「…もう…助からないって」
一郎「……ッ」
母「……一つ、お願い事をしてもいいかしら?」
一郎「なんだい…」
母「カラフルシティの…あの町の、立派な町長になってほしいの…」
一郎「…わかった」
母「だから……カラフルシティを…世界一の、街に、して…ね…」
……母はその数日後にこの世を去った。
〜カラフルシティ 色野家〜
一郎「世界一の…街…」
ディスコツィオーネ「………」
一郎「そうだ……なあ、ディスコツィオーネ…」
〜とある町〜
ディスコツィオーネ「……フンッ!」
ディスコツィオーネが杖を振ると、町の色はみるみる消えていった。
一郎「ふふ…はは…」
一郎「ふははははは!!!!この力を使えば、カラフルシティの色はもっと綺麗になり、かあさんの目指していた"世界一の街"ができあがる…」
ディスコツィオーネ「………」
一郎「待っていてくれよ…母さん…!」
私が野望に燃えていた頃には…
あの石の色はすっかり、消え去っていた…。
おしまい
タグ
コメントをかく