またーり書き込みしましょ(´・ω・`)

Final_scenario1…the lost city. [#sff6c63a]

―滅びし古代都市アルテカ
ボク達はワンダー諸島と悪風島の間に存在する冷たい暗雲に包まれた島…古代言語を読むに「アルテカ」と呼ばれた遺跡に来ていた。
リナ「うわ…この魔力…たぶん近くに魔界のゲートがあるみたいね…」
イーデン「ああ、ここ付近の近海では魔物がよく出てるからな…それに邪悪な魔力もバリバリ感じるぜ。」
ウォレン「ここに、あの「悪魔」と「遺産」に通ずる何かがあるのかも…」
メリル「ウォレン…あの建物見て!」
ウォレン「!うん、多分あれが悪魔を封じた「檻」に通じる道だよ!」
僕たちはその建物へ向けて、進んでいった。
途中、モンスターが現れた。
ウォレン「かなり強いモンスターばっかりだ…「悪魔」がどんなモンスターかわからない以上消耗はなるべく抑えながら進もう!」
メリル「OK!!」
イーデン「おうよ。」
リナ「了解!」
僕たちはヤツらを無視して塔に向けて足を進めた。
―アルテカ セントラル
僕たちは、アルテカの建物付近になんとか到達した。
この辺りはかなり荒廃している。
僕たちはさらに先へと、足を進めていく。
ウォレン「ここもかなり強いモンスターが多いな…」
僕たちは並み居るモンスターをうまいこと回避しながら、この建物の中心部へと勢いよく進んでいく。
途中、機能停止したガーディアンがいくつか存在していた。
ウォレン「ガーディアンだ…破壊されてる…」
イーデン「経年劣化にしては損傷がハデでコアがすっぽ抜けている…「悪魔にぶっ壊された」ように見えるぜ。」
ウォレン「多分その認識で合っていると思いますよ…ここの比較的新しいタワー以外は崩落気味ですし。」
リナ「このタワー…宇宙空間につながっているんじゃない?」
イーデン「!軌道エレベーターってわけか!」
メリル「相手は宇宙空間に封印されたってことね?…なんでだろう」
ウォレン「地上だと環境が良すぎる…とかじゃないかな。…ボクもどうやって封じたのかは気になってたんだけどまさか宇宙とは…」
僕たちはその塔に入り込んだ。
−尽光への架橋
イーデン「この先に行ったらそう簡単に戻れねぇ…」
ウォレン「それに生きて帰れるかもわからない…」
ハリー「俺からしても先行き不透明だぜ…」
イーデン&ハリー「お前ら…準備はいいか!?」
皆「「「OK!」」」
イーデン&ハリー&ウォレン「よし、行くぞ!」
皆「「了解!」」
そう言った後、ボクは「例の仕掛け」を起動させてスイッチのロックを解除し、イーデンさんは登りスイッチを押した。
エレベーターは宇宙へと向かっていく…
&br;
尽光衛星コクヤ?
ボクたちは悪魔を封印した檻へたどり着いた。
ウォレン「わー…真っ暗だ…」
イーデン「…コレつけとけ」
そう言ってイーデンさんはメガネを取り出した。
メリル「これは?」
イーデン「フランクのオッサンが友人からもらった暗視のメガネだ。たしかふくろうメガネだったかな?」
僕たちはそのメガネをつけて先に進んだ。
進んだ先には、扉があった。
リナ「!この先、嫌な雰囲気がするわ…」
ウォレン「この先に「なにか」がいるのは多分確かだね…(どれぐらい弱っているかわからないけど、死ぬ気でやるしかない…)」
メリル「…このドアと壁、魔力を遮断する鉱石で出来てる…」
イーデン「この奥には強力なエネルギーでも渦巻いてるのか?…突入したら早めに閉じたほうがよさそうだな…」
父さん母さん、ラストは近いです。

最終話Part2…vs, demon. [#l95dc160]

―尽光衛星コクヤ・封印の間
エネルギーを遮断する大量の扉の先には、真っ暗な闇が広がっていた。
ウォレン「暗いなぁ…」
メリル「ちゃんと暗視ゴーグルつけてるから見えるけどね」
ウォレン「あ…あれ見て!」
その真っ暗闇の中に、
「それ」は居た。
ウォレン「なんだ…これ…」
メリル「嘘…」
おぞましき存在。
イーデン「冗談…だろ…」
リナ「オーラからして邪悪ね…」
邪悪なるもの。
古代文明が恐れた、『それ』はそこに倒れていた。
ハリ-「リナ、俺を覗いてみろ…」
リナ「ダメ…何も映ってない…」
ハリー「なんだと!?」
ウォレン「…でも相手は目覚めていないハズ…今のうちにダメージを…」
イーデン「いや…さっきかすかに動いた…ヤツはもうお目覚めだ!」
…イーデンさんが言ったとおり。
『それ』は激しく蠢いたあと、立ち上がりこちらに顔を向けた。
ウォレン「っ…戦うしかないのか…!」
ボクは覚悟を決め、奴の頭にショットガンの弾をぶち込んだ。
&br;

&br;
その弾は、相手の体に弾き返されてしまった。
&br;
イーデン「んだと!?」
リナ「…まるでゼリーみたいな身体ね…。」
メリル「なら!」
メリルは両目にエネルギーを収束してビームを放った!
しかし、奴の胴体が蠢き、ビームを吸収してしまった!
メリル「嘘!?」
ハリー「どっちも効かねぇのかよ!」
ウォレン「コレなら効くはずだけど…!」
僕は奴めがけて飛びかかり、あの剣で斬りつけた!
しかし、
ウォレン「うわあっ!」
多少めり込んだとは言え僕は弾き返された!
イーデン「(相手側の密度が高いんだろーな…)ウォレン!どこかで密度が薄くなるタイミングがあるはずだ!その時に斬れ!」
僕はポケットに隠した回復薬を飲んでからイーデンさんのアドバイスに応えた。
ウォレン「…了解!」
僕は立ち上がり、ヤツからすこし距離を取ろうとした。
すると、奴はいきなり蠢きだした…
リナ「!…危ない!」
リナさんはカードを放り投げ、ボク、メリル、イーデンさん、そして自分の目の前にバリアーを張った!
ヤツから衝撃波が放出される!
ウォレン/イーデン「「ぐふッ…」」
メリル/リナ「「うっ…」」
バリアーが衝撃波を弱めたとは言え、すさまじい衝撃が僕たちの肉体を襲った。
&br;
イーデン「くっそ…」
リナ「うう…」(まさか衝撃波を使うなんて…)
メリル「うーん…」
ウォレン「…」
うう…身体が動かない…
運悪く急所に当たったみたいだ…
ヤツは僕めがけて火の玉のようなものを撃ちだした…
ウォレン(もうダメかも…)
すると、イーデンさんがダッシュして僕を掴んで回収し、そのまま奴の火の玉をかわした!
イーデン「こっちだぜ!」
&br;
リナ「はっ!」
ボクはリナさんの回復魔力のこもったカードで傷を癒してもらった!
…コレで動けそうだ!
&br;
メリル「リナさんも回復しますね!」
メリルはリナさんと自分を収束型の回復魔法で回復しているみたいだ。
&br;

イーデン「今だ、行ってこい!」
ウォレン「うおおおおお!」
僕はイーデンさんに離してもらうと秘宝の剣を構え、相手に向けて突撃した!
&br;
しかし、ヤツは腕でブロックしようとしている!
&br;
イーデン「…ウォレン、合図と一緒に右に動け!」
ウォレン「はい!」
イーデン「…いまだ!」
ボクは右に大きく動いた!
イーデンさんはレールガンをヤツにめがけて発射!
レールガンの弾は勢いよく弾き返されたが、ヤツの腕に隙間が出来た!
ボクを動かしたのは跳弾対策か!
イーデン「おっと!」
イーデンさんは跳弾した弾を躱した!
ウォレン「ハッ!」
ボクは生じた隙間目掛けて剣をねじ込んだ!
ウォレン「うわぁ!?」
しかし隙間が戻った際の勢いで剣が押し返されてしまった!
&br;
イーデン「ぐっ…!!」
&br;
メリル「イーデンさん!?」
イーデンさんはいきなり、地面に倒れ込んでそのまま動かなくなってしまった…。
リナ「…!?」
&br;
ヤツは大きく蠢くと、サイズが少し巨大化した。
&br;
ウォレン「!うおおおおお!」
僕は秘宝の剣を構えて相手に突撃しようとする!
&br;
&br;
???「まて…」
僕が相手に突撃しようとすると、誰かから制止が入った。
その声は…イーデンさんだった。
イーデン「ウォレン…いいかよく聴け」
イーデンさんは最後の力を振り絞り喋り始めた。
イーデン「レールガンの電気を利用してワザとエネルギーを吸われて分かったが…奴はエネルギーを吸収する際一瞬だが身体の密度を薄めて伸ばしエネルギーを吸い取る…みてぇだ…ヤツが蠢いたのはエネルギーの回収のために見えない大きさで体を伸ばしたん…だと思うぜ…んで偶然にも隙間にねじ込まれて斬られ、吸収しかけたエネルギーを蠢いて回収したってわけだ…その剣で切ったヤツの身体をやつが吸い込む前になにかに入れてしまえば…ヤツは…小さく…なる…距離が遠いほど吸引に時間が掛かるだろうからなるべく遠くで魔法を放てばスキができるはずだ…」
ウォレン「何かに入れる…」
イーデン「それと…その剣の使い方は…相手を斬るだけじゃない…魔法を切ることも出来るかもしれ…」
そういうとイーデンさんは動かなくなってしまった。
ウォレン「相手を斬るだけじゃない…」
リナ「…ウォレン!メリル!攻撃が来るわよ!」
&br;
振り返ると、ヤツは火の玉を作り出していた!
&br;
ウォレン「…うん!」
僕は剣を構え、奴の攻撃に備える!
ヤツは火の玉を投げつけた!
ボクはその火の玉を剣で切り裂く!
火の玉は真っ二つに割れ、まったく別の方向に逸れた。
&br;
奴は火の玉のエネルギーを回収しようと肉体を激しく蠢かせた!…
&br;
ウォレン「今だ!」
僕は剣を横に振り抜いた!
…手応えアリ!
&br;
リナ「入れる…(…我が家のお守りの活躍の時ね…)メリル、アレを使うわよ!」
メリル「はい!」
リナさんとメリルは「家宝のランプ」を利用してヤツの切られた肉体を吸い込んでいく!
&br;
ヤツはエネルギーを奪われ、小さくなっていった…

最終話Part3:Hero's counterblow!! [#md28a170]


ウォレン「奴が小さくなった…行けそうだ!」
&br;
しかし、ヤツは怒ったような素振りを見せ、こちらに体当たりしてきた!
&br;
メリル「うわっ!」
ウォレン「わわわっ!」
僕たちは慌てて回避する。
リナ「火の玉でこちら側を燃やしてエサに出来ないから肉弾戦にシフトしたってわけね…!」
ウォレン「メリル、壁にビームを撃って相手の吸収を誘発するってのは?」
メリル「…やってみる!」
メリルは壁に向けて目からのビームを発射した。
しかし、ヤツはビームが着弾した場所には見向きもしない…。
リナ「魔法での攻撃で吸収を誘うのは無理…かといって攻撃しないと…」
メリル「ジリ貧になっちゃう…」
ふと、ボクは物理でも魔法でもない攻撃を思い出した。
ウォレン「レーザーならいける…?」
リナ「吸収される可能性が高いわ…」
…打つ手なし、万事休すか?
ハリー「オレに作戦がある…」
そう言うとハリーさんはリナのポケットからカイブツの目の前に飛び出した!
リナ「ハリー!やめて!」
メリル「ハリーさん!」
ハリー「やいカイブツ!オレはここだ!」
カイブツはハリー目掛けて体当りする!
ハリー「よっと!」
ハリーさんはそれをなんなく躱した!
リナ「ハリー!」
ウォレン「ハリーさん!」
ハリー「ウォレン、今から俺がヤツをお前の方におびき寄せてからわざと捕まる!その時に俺ごとでもいいから全力で斬ってヤツの肉体をランプに吸い込め!」
ウォレン「でも…」
ハリー「ヤツがこのまま復活してももいいのか!?それに今斬れば俺もなんとかなるかもしれねぇ!それに今のヤツを倒すにはこれしかない!ウォレン、やってくれるか!」
ウォレン「…はい!」
そう言うとハリーさんはボクの近くに居座り、ヤツにワザと捕まった!
&br;
ウォレン「…!」
僕は体当たりを上手く避けて、剣によりヤツの周囲を切る。
&br;
ハリーさんはヤツに完全に飲み込まれる前に斬られたショックでか吐き出された!
&br;
リナ「…うおおおおおおおおおおおおおおおお!」
メリル「…」
リナさんとメリルは「家宝のランプ」を利用してハリーのエネルギー諸共奴のエネルギーを吸い込んだ!
&br;
ハリー「ナイス…だ…」
ハリーはリナさんのほうに転がっていくと最後の力でリナさんのポーチに隠れた。
&br;
リナ「ハリー…」
&br;
ヤツはもう伸ばす肉体の量が少ないのか胴体に口を形成し、こちらを飲み込むためか突撃の準備をしている!
&br;
メリル「リナさん、相手が来ますよ!」
&br;
ウォレン「ほっ!」
メリル「ふっ!」
リナ「…!」
ボクたち三人はジャンプでバラバラの方向に跳び、相手の突撃を躱した!
相手はエネルギーを吸い取られたせいかだいぶ小さくなっている。
&br;
リナ「…ハリーが最期に写してくれたビジョンでヤツの体の構造が分かったわ…ヤツは体内に取り込んだ装置…すなわち「遺産」により魔力エネルギーをキャパシティ超過で吸収できるようになっている…」
ウォレン「つまりその装置さえ取り出してしまえば倒せる可能性がある…と…」
メリル「でもあんな相手の体内に飛び込んだら、それこそエネルギーを絶部持って行かれちゃうよ…」
ウォレン「…ボクがやるよ!」
リナ「ちょっとウォレン!ハリーどころか貴方まで特攻する気なの!?」
ウォレン「…ボクは「魔法の扱いがヘタ」って言ってるよね…つまり相手にエネルギーを渡さないためにはボクが飛び込むのが一番いいハズ。それに、この剣を唯一振るえるしね。」
メリル「ウォレン…」
ウォレン「メリル、コレを預かってて!」
そう言って僕は「レーザー砲」と「ハープ」、ついでにインカムと帽子のカメラをメリルに渡した。
ヤツは壁から起き上がると、メリルたちに向けて突撃してきた!
リナ「…」
ウォレン「…!」
ボクはメリル、リナの目の前に立ちふさがり、二人を飲み込もうとする相手の体内目掛けて飛び込んだ!
&br;
―ヤツの体内
ウォレン「どこだ…遺産…!」
ボクはヤツの体内に潜り、ヤツの取り込んだ遺産を探す。
体から力が抜けていく…
ウォレン「熱を通してエネルギーを吸い取っているのか…早く見つけないと!…どこだ…!?…あそこか!」
外表の密度を高めるのに必死なのかヤツの体内につなぎ止められていた装置とヤツの肉体の結びつきはかなり弱まっていた。
ウォレン「…っ!」
ボクは遺産の剣を振り、ヤツの肉体と装置の繋ぎ目を切り裂いた。
たちまち遺産はヤツの肉体から切り離され、ヤツの肉体もつられて裂けた!
ウォレン「よし!」
ボクは遺産を手にするとその裂け目へ飛び込み、ヤツの肉体から脱出した!
&br;
―尽光衛星アンヤ
私たちはヤツの数々の攻撃を避けながら、ウォレンの脱出を待っていた。
メリル「リナさん!ウォレンは…」
リナ「(ウォレンを取り込む前と比べて相手はむしろ活性化している…)…あと数分以内に脱出できなければ…おそらく…」
メリル「はい…」
するといきなり、ヤツの肉体がぶれ始めて胸辺りに切れ目が入った!
メリル「!?」
そこからウォレンが変な装置を抱えて飛び出してきた!
ウォレン「よし!メリル、リナさん!今のうちにヤツを吸い込んでください!」
リナ「(よかった…なんとかなったのね…)…!」
奴の身体は金のランプと銀のランプに吸い込まれていく!
メリル「ウォレン…お願い…」
リナ「あとは…頼んだわよ…」
ウォレン「…うん!」
私の意識はそのまま白く消えていった…
&br;
ヤツに残ったのは、幽霊のようなガス状の本体。
ヤツは素早く逃げ回っている。
ウォレン「…後はコイツを倒すだけだ…」
しかし、ヤツはボクの持つ遺産やメリル達めがけて突っ込んできた!
このままだと、装置とランプを吸収されて復活してしまう可能性が高い!
ウォレン「…!」
ボクは一か八か、剣を振った!
&br;
…魔物が消滅する時の光のようなものが辺り一帯を包んだ…
&br;
ウォレン「イーデンさん、リナさん、ハリー。敵は…取ったよ…」
ボクが倒れたメリルに駆け寄ろうとすると、とたんに意識が薄れていった…
父さん、母さん…さよなら…
&br;
&br;
ウォレン「あれ…ここは?」
ボクは気が付くとヤツと戦った封印の間で目が覚めた。
イーデン「お、やっと起きたか」
ウォレン「イーデンさん!?死んだんじゃ…」
イーデン「縁起でもないこと言うなよ…俺は奥の手として体に隠しておいたバッテリーを起動させたからなんとか生き返れたんだ。」
メリル「ウォレン…無事でよかった!」
ウォレン「メリル…僕もメリルが無事で安心したよ!」
リナ「今回ばかりは九死に一生ね…」
ハリー「全くだぜ。」
ウォレン「…リナさん、ハリー!よかった…みんな生きてる…」
リナ「ああ、私とメリルが倒れたのは単なる疲労で…」
ハリー「俺はランプに吸い込まれたエネルギーがヤツの物と混ざってなくてなんとか復活できたってわけだ…」
ウォレン「よかった…」
イーデン「そういや、ここに来る途中見てなかったが地上の遺跡に何かあるかもしれないな。帰りに見ていこうぜ」
父さん、母さん…ボクはそろそろ帰って来れそうです。
&br;

最終話…good bye, boy. but…? [#l3cde599]

僕たちはヤツを倒したあと地上に戻り、遺跡を探検していた。
―アルテカ 地上の遺跡
メリル「見て!ウォレン!あそこになにかあるよ!」
ウォレン「これは…石版に掘られた日誌?」
イーデン「まぁ読んでみ。なんか分かるだろうからな」
ウォレン「えーっと…「ゲラの月 1日 我々はついに設定した幅の高エネルギー物質を収束する「マルチマグネット」を開発した。これによりもし絶滅戦争が起きたときでも汚染対策は安心だ。資材の豊富な異世界にきた甲斐があった。しかし集めた物の処理も考えなくては…br;ゲルの月 30日 ついに集めたものを圧縮する「マルチコンプレッサ」を完成させた。これで集めたものを圧縮すれば再利用型燃料などにも使え、保管場所にも困らないという寸法だ。早速試運転に取り掛かろう。しかし放射性のアレを用意するのは危険すぎる…荷電粒子でも散布するか… 28日 問題が起きた。謎のエネルギーを荷電粒子とともに集めてしまったのだ。…現地住民に聴き込むか。ゲブの月 4日 現地の住民いわく、これは万能エネルギー物質とのことらしい。なるほど、これを資材として使うのもありだな。 ゲブの月 18日 謎のエネルギーにより万能エネルギーが最悪の怪物に変化…コンプレッサーを取り込み…マグネットまでも…奴は…ここら一体の電力…ダウン…武器…効かない…危険すぎる…アレは…封印…未来に託…倒して…ガジェット…回収…」
メリル「万能エネルギー物質…エッセンシアか何かかな…」
イーデン「多分そういった物質だろう。しかしエッセンシアって魔物に変質したか…?」
リナ「大量に集めた際にあのネザーハリケーンかなんかでエネルギー生命体と化す可能性はあるわね…」
イーデン「銃が効かない、火炎放射器は食われる、ビームも喰われる、その上マグネットで密度も高い…そりゃこの剣がないと倒せないだろな。」
ウォレン「封印後の対策としてこの剣は作られましたからね。」
メリル「長いあいだ封印することで弱体化もついでに狙えるだろうからね…」
リナ「ま、不死身の怪物の倒し方の定番ね…」
イーデン「しかし、折角ならこの開発した装置からもう1個作るとか出来たんじゃないのか…?」
ウォレン「都市機能がダウンした際に紛失したとか、素材が貴重とかいろいろ理由は考えられるね…そういった謎を明かす為にもこの「マルチマグネット」とかは僕のいた世界に持っていって解析してもらうよ。」
そして、僕たちはアルテカを出て遺産を船に積み込んだあと、僕が一番最初にワープしてきたゲートへ来たのだった。
&br;
―最初のワープゲート
ボクは、レンズにルビーを当てて、元の世界へのゲートを起動した。
メリル「ウォレン、元の世界でも元気でね。」
イーデン「お前との冒険…短い間だったが楽しかったぜ」
リナ「もし悩んだら、ここのゲートを通して手紙送って。私が占いの結果を手紙にして送ってあげるわ。」
ハリー「必要なものが見つからない時は俺が占ってやるからな!」
ウォレン「みんな…ありがとう。」
みんなからの思い思いのお別れの挨拶が心に響く…
メリル「あ、そうだ!この寄せ書き…これを見て私たちを思い出してね」
そう言うと、メリルは寄せ書きを渡してくれた。
ウォレン「ありがとう!じゃあ僕からは…これかな」
僕はそういうと、鞄から色々と取り出した。
ウォレン「まずリナさんには…この魔力を高める石をあげます。」
リナ「あら、ありがとう。」
ハリー「俺にも効果があるなこれは…ありがとなウォレン!」
ウォレン「イーデンさんには…コレをあげます!活用してくださいね!」
そう言って僕は持っていたショットガンをイーデンさんに渡した。
イーデン「おう。サンキュー」
ウォレン「そしてメリルには…コレ!」
そういってボクは帽子についていたバッジを外してメリルに渡した。
メリル「…ありがとう!大切にするね!」
ウォレン「…そろそろ行かなきゃ。じゃ、元気でね!」
そう言うと僕は船のエンジンを蒸し、ゲートに突撃した。
メリル、イーデン、リナ「「「さようなら!」」」
みんなの瞳から涙がこぼれるのが見えた。…さようなら、みんな。
&br;
―アガルグリラ ワープゲート
&br;
ウォレン「うーん…あ、帰って来れた…」
僕は衝撃を吸収するマットにめり込んだ船の中で目を覚ました。
考古学教授「お帰りウォレン。船があまりにもゴツいから別のやつが出てきたのかと思ったぞい。それで、成果は?」
僕が気絶しているうちに船の中に入ってきていた考古学の教授、バークス教授はそう言った。
ウォレン「はい。」
僕はB-worldで起こった数々の出来事を話した。
考古学教授「うーむ、いささか信じがたいな…」
ウォレン「いえ、証拠はいくつかあります。」
そういうと僕は帽子にくっつけておいたカメラで撮影しておいた魔物や遺跡などの写真を見せた。
考古学教授「…うむ…信じるとしよう。そして、肝心の装置は。」
ウォレン「はい、これとこれとこれです。」
考古学教授「…なるほど。この装置か…ワシらが解析にかけておく。君は今日はもう帰って休みなさい。あ、ホテルに泊まるならワシが予約してやる。近くのあそこでいいかね」
ウォレン「あ、はい。」
そういうと教授は僕の船を降りて、戻っていった。
ウォレン「うーん、まだ目が回ってるよ…」
とにもかくにも、僕は近くのホテルに止まり、眠りに就いた…
―翌日
ウォレン「ふぁーあ…」
&br;
プルルルルル!
僕のポケットに入っていた通信機が鳴る。
ウォレン「はい、もしもし。」
教授「ウォレン君か、ちょっと話したいことがある。今すぐ例のゲートに来てくれ。」
&br;
―例のゲートにて
ウォレン「何ですか教授?」
教授「例のデバイスだが、構造的にも謎が多くクランク教授と共にいま研究しておる。これの構造が分かれば科学の発展や放射能などの除染、その他エネルギー問題などにも活かせるはずじゃ。」
ウォレン「…なるほど!」
すぐに役立たないのが残念だけど、いい結果が出るのを待とう…
教授「それと、このゲートに関してじゃが、」
ウォレン「…!この装置の封印目的!」
教授「そうじゃ。このゲートは起動するのに一定の手順があるからな。」
ウォレン「えーと、「1.近場のハンドルを回す 2.一定の速度で突入する」でしたよね?…」
教授「それともうひとつあってな…近くに有るスキャナに」
ウォレン「…ルビーを押し付ける、ですね?」
教授「そのとおりじゃ。」
ウォレン「なるほど。ここまであれば…」
…この方法はボクの父さんとブレイド教授が協力して試行錯誤の末解明した手法だ。
教授「そう。このゲートがあれば悪人なりその世界の怪物…「魔物」だったかの?なりからこの装置は保護できたも同然じゃ。」
ウォレン「そうですね…」
教授「ところで、その世界にも「遺跡」はあるんじゃな?」
ウォレン「はい。」
教授「ならば…ウォレン君。「異界比較歴史学」という学問のエポックメイクになる気はないかね?」
ウォレン「え゛?」
教授「つまりだ。あの「世界」の考古学について研究することでこの世界との文明の違いを研究するということだ。これはたぶん歴史の教科書に乗るぞ!」
…なんだか、図書館で「平行世界」について調べたら出てきた漫画みたいな感じが…でもその感じには憧れるかも。
ウォレン「なるほど。それならボクも興味がありますよ!やります!」
教授「そうと決まれば早速レッツゴーじゃ!…ところで、ショットガンは?」
ウォレン「あ、あげちゃいました…」
教授「なるほど…ところで白真珠あるかね?」
ウォレン「ありますよ。」
教授「おお、これなら…」
そう言うと教授は僕から白真珠を受け取り、どこかに走っていった。
ー数時間後
教授「ほれ!白真珠を売った金で買ったショットガンじゃ!護身用にはぴったりじゃろ!ついでにバッジも買って来といたぞ!」
ウォレン「あ、ありがとうございます!」
僕はショットガンとバッジを受け取ると、それぞれ身につけた。
教授「では、そのホバークラフトに乗ってくれ。」
ウォレン「了解です!」
また異世界に行く事になるとは…ちょっと驚きである。
教授「3カウント後に発進するぞい。3、2、1、テイクオフ!」
そうカウントされると僕の船はすごい勢いで発進した!
ウォレン「行ってきまぁああああす!」
父さん、母さん!…僕は歴史を作ってきます!
&br;

教授「行ったか…期待しとるぞウォレン。」
&br;
その頃…異世界のワンダー諸島では
メリル「うう…」
私は「メリル・ムーンスター」。魔物討伐依頼を受けた冒険者だ。今日は「巨大パンダースナッチの群れ討伐依頼」を受けて、ただいま討伐しているところだ。
もっとも、奴らの不意打ち戦法に押されて最後の三匹を前にしてピンチなのだが…
ああ父さん母さん…こんなカッコ悪い死因でごめんなさい…
そう思っていた所…
???「☆△▲♤◇▲◐★☆★☆◑(ギャア)〜〜〜〜〜〜!」
叫び声と共に船がいきなり飛んできて、パンダースナッチ三匹に衝突!パンダースナッチは空に吹っ飛んで光となって爆発した。
…もしかして!
メリル「…!また会えたね!」
そう私がタブレットを口に含んでから言うと、船の中から「ひさしぶり…」という声が聞こえ、私より少し小さな身長の男の子…そう!「ウォレン・トレバー」くんが姿を見せた!
ウォレン「さ、三回目になると慣れるもんだねぇ…」
ウォレンくんはそういうとバタッと倒れた…。
&br;
&br;
ーメリルの家ー
ウォレン「うーん…」
僕は気がつくと、どこか見たことのある家の中で目が覚めた。
メリル「〇×★x-*'*+/@ (あ、気がついたのね)…◇(あ)!」
声らしき音がする方に目を向けると、見たことのあるうさ耳の女の子がいて、ボクにあのタブレット菓子を食べさせてくれた。
ウォレン「うん…ありがとう。」
メリル「そういえば…ここにまたやって来た理由は?」
ウォレン「実は…」
かくかくしかじかこれこれうまうま…
メリル「なるほど。この世界の遺跡の研究…と。じゃあ、私もついて来ていい?場合によっては依頼も同時進行できるし、なによりまたウォレンとにぎやかな旅が出来るのが嬉しいもん!」
ウォレン「…ボクも嬉しいよ!よし、いこう!」
ドタドタドタ…!
ドアの後ろから慌ただしい足音が聞こえる…
メリル「あ、はーい!」
メリルがドアを開けると…
イーデン「メリル!暇だったからリナに占ってもらったらここで何かあるとか…!」
リナ「…あ、久しぶり」
ウォレン「イーデンさん!リナさん!」
メリル「あ、こんにちは。…せっかくだしまた一緒に旅します?」
イーデン「ああ。そうする。なんせまた修理代ツケにしちまったから依頼で稼がんとやってられん…」
リナ「私も客足がめっきりだからお金稼がなきゃいけないしね」
父さん母さん、僕の冒険はこれからも続きます。
&br;
Fin.;

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